シャントしてしゃんとした?の続きです。
水頭症になると何故シャント手術をするのでしょうか?
スーパーで売られている豆腐で例えてみますね。
人間の脳をふにゃふにゃした豆腐だと思ってください。
頭蓋骨が豆腐のパッケージ。
豆腐とパッケージの間には水が入っていますが、あれが脳脊髄液。
この脳脊髄液がないと柔らかい脳は衝撃によって簡単に傷ついてしまうんです。
豆腐はパッケージの中に水が入ってるからフニャフニャしてても崩れないでしょ。
あれと同じシステムです。
脳脊髄液は脳室の脈絡叢という場所で一日に500ml血液から作られています。
常に存在する脳脊髄液量は180mlで脳から脊髄までを一定に満たしています。
脳の保護、神経伝達物質の運搬、代謝産物の運搬、神経系のきのうを正常に保つなどの
働きをしたあと、クモ膜顆粒といわれる場所で吸収され血液に戻ります。
(脳脊髄液減少症を知ってますか 参照)
- 脳脊髄液減少症を知っていますか: Dr.篠永の診断・治療・アドバイス/西村書店
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
私の罹った正常圧水頭症は、くも膜下出血により血液が脳脊髄液と混ざり、
本来ならスムーズにくも膜顆粒から排出されるべき脳脊髄液が
出口が血糊で塞がれてしまうため上手く排出されず脳室にいっぱいになった状態です。
水頭症を詳しく知りたい方はコチラ
大量にたまった脳脊髄液を脳室から上手く排出してあげるのがシャント手術です。
私は腰椎くも膜下腔腹腔シャントを受けました。
(つづく)