「行政書士最短最速合格法」
★具体的な勉強法
いつ?どこで?誰が?何をどうやって勉強する?なぜ勉強するべきか?
①When: 隙間時間
②Where: -
③Who: 社会人
④What: 資格(行政書士)
⑤How: 自分にあった勉強をする、独学が一番いい、主な条文と判例を理解する、過去問、音読、ノート
⑥Why: 行政書士になるため
⑦モチベーション: なぜ自分が行政書士になりたいか理由を明確にする
★ちょっとした感想
この本には、行政書士試験の科目、配点、実施時期、合格率、科目毎の勉強法、例題等が書いてあります。
行政書士試験とはどんなものか、それを知るにはいい本でしょう。
しかしです。
残念ながら、この本には、最短最速で合格するためのコアな情報はあまり書かれていないです。
作者は「独学が一番いい」と主張されていますが、これには反対です。
何事も個人差があるからです。
僕は行政書士試験に合格しています。
独学で2回受験して不合格。
3回目の試験で合格したわけですが、その時はLECのDVD講座を受講しています。
受講して驚きました。
「憲法の判例」、「不動産賃借権を物権化」等、独学ではちゃんと理解できていなかったことが多くあることに驚きました。
それから、「争点訴訟と当事者訴訟の相違点」等、間違ったまま理解していたこともありました。
独学で勉強すると、問題文と解答に書いてある内容を読んで、それでわかったつもりになってしまいまうことがあるんです。
次のような正誤問題があったとします。
「ラーメンは鶏ガラのスープと小麦粉の麺で作った料理である。」
(すいません、ラーメンネタです)。
問題集の解答が〇だったとします(普通に考えて鶏ガラのラーメンです)。
これをそのまま憶えて知識化したとします。
実際の試験で、次のような正誤問題が出たとします。
「鶏ガラのスープと小麦粉の麺で作った料理はラーメンである。」
こうなると×なんですよ。
なぜなら、小麦粉で麺は、ラーメンだけではなく、うどん、そーめん、パスタがあるからです。
ほぼほぼ、同じ問題であるにも関わらず、引っかかってしまいます。
なぜ、こんなことがおこるかというと、問題だけで勉強して、そもそものラーメンの定義をちゃんと憶えていないからです。
ラ―メンは、かん水を使った小麦の麺を使用します。
まずもって、基礎知識が必要なんです。
独学で行政書士試験に「最短最速」で合格できる人もいますよ。
作者は、わずか3か月の独学で合格されたそうです。すごいですね。
しかし、普通に考えれば、「最短最速」合格を目指すのであれば、独学よりも、資格学校を利用して、基礎を効率的に習得するべだと思いますよ。(ちなみに作者は資格学校を経営しています)
ちなみに、資格学校には、教室タイプと、映像タイプ(DVD、オンライン)があります。
勉強計画を作ったり、時間管理をすることが苦手な人は、教室に行くべきでしょう。受講する前に予習、受講、受講後に復習をすれば、勉強のリズムが作れます。それから、プロ講師のライブ講義はやはり頭に残ります。これは間違いないです。さらに、同じ試験に挑戦する仲間からの刺激を受けることができます。
僕は、DVDやオンライン講座が好みですね。自分のペースで受講できるからです。次から次へと講義を受講すると、残りのノルマが減ります。これは気持ちがいいです。それに、DVDなら、再受講できるからです。再受講は車の運転をしながらも可能です。それに、倍速で再生できます。これは便利です。
というわけで、早期合格を目指すため、資格学校を使って、基礎を習得してください。
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