自分の経験とか。 | 一迅社の「コミックZERO-SUM」とかのブログ

自分の経験とか。

先日、お持ち込みの方とお話しさせていただいたのですが、純然たる日本人の方ではあるのですが、日本語より英語の方がご堪能という方でした。日本語しかできない…いや、最近それすらも覚束ない? …スギノとしては感心したのですが、漫画を描く上ではやはりセリフは大切です。日本語文法が「ん?」というところが見受けられたので、日本語の勉強をお勧めいたしました。
それと、その方のお仕事もちょっと変わっていたので、海外経験と併せて、それを活かした漫画を描くことも検討してみては? とお話ししました。変わった経験を持った方って、それ自体が武器だったりしますよね。ノンフィクションを描けという話ではなく、キャラや設定を作る上で活かすといいのだと思います。
特に変わっていなくても、描き手の方の体験や考え方、それまでのすべてが、描くことに影響を与えるんじゃないかな? なんて思ってみたり。いや、みんながみんなそうではない…というのもおもしろいところなのですが。でもたとえば、「コミックZERO-SUM」で『アダ戦記』を、現在「ComicREX」で『エスペリダス・オード』をお描きになっている堤抄子先生は背景を描くのが大変上手ですが、堤先生が建築物をお描きになるのが上手なのは、漫画家になる前にもたくさん建物をお描きになっていた経験が元になっているんだと思うのです。
これから漫画家になろう! と志されている皆さんも、きっとその方の経験やその他いろいろなことが作品に現れるのだと思います。それは隠すべきことではなく、活かすべき個性だと思いますよ。がんばってください。

とりとめなくなりました……。