今日は、肢体不自由の陽だまりちゃんと虹ちゃんがレッスンに来ます。

2人とも、言葉はありません。
音楽の理解はものすごくあります。
音楽に限らず、理解力はあるのだけれど、発語する機能の障がいがあるためにしゃべれないのかもしれません。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざもあります。
とにかく、2人とも音楽が大好きで反応もよく、音楽から世界が広がっていくのだろうと思います。
これを汎化と言います。



今日のレッスンの様子です。まず、虹ちゃん。

いつもは、私が、「ここで弾いてね」と言葉にはしませんが、音楽の中で間を作ります。
『雨にぬれても』の曲で、その間を作ったのは、1ヶ所だけ。
曲として間が作れませんでした。
「どうしようかな~」と思いつつ弾き続けていたら、虹ちゃんは、ずっと「いつになったら弾かせてくれるの?」と待っていました。
そしたら自分から「こう弾きます!」と曲に合わせた基本拍で弾き始めました。
ピッタリとリズムがあっていました。
この基本拍は、音楽療法では、成長として捉えます。
これができるようになったら、1ランクアップです。


次は、陽だまりちゃん。

童謡が好きなのですが、クラシックにもなじんでほしくて、色々楽しめるように弾いています。
『ラデッキーマーチ』で♩♩♩のリズムが数ヶ所出てくるので、そこで弾くように少し待つと、合わせて弾いてくれます。
この曲は、何度か使っているので、覚えてくれたようで、笑顔が多くでました。
好きな曲、嫌いな曲は、はっきり表情に出ます。
よく、聴き分けています。この曲は、時間をかけて好きになっていきました。
曲の最後にグリッサンドを入れると、陽だまりちゃんも同じように弾いてきます。
これは、たまたまではなく、今までもあったことで、今日は、髄所に弾いてくれました。


色んなことができるようになっている2人。


これからも元気で通ってね。


2人ともお母さんが抱っこして入室されるので、お母さんもいつまでも元気でたくましくいてください。


肢体不自由のお母様方は、すごい腕の筋肉の持ち主であることが多いです。
それだけ、毎日毎日子どもを抱えて頑張っておられるのです。
また、腰を痛めている人も多いです。
それでも、レッスンに通ってくださっていること、いつも感謝しています。
「子どものために」と思う気持ちを受けて、私も頑張りたいと思います。

ありがとうございます。



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