2009年にNHKで全6話放送された警視庁公安部外事4課とテロリストとの戦いを描いたドラマ「外事警察」
「オトナファミ」でこのドラマがすごいと評されてて、チェックしたんですが、いや、NHKもこんなハードボイルドやるんだとドハマリ。それが3年のときを経て映画化っていうんだから観るっきゃない。
刑事ドラマでも公安っていうとスパイみたいな潜入捜査とかなんか謎めいた部署ってイメージですが、その中でもさらに水面下で暗躍する裏部隊の公安部外事4課にスポットを当て、国際テロリストのコードネーム「フィッシュ」をめぐって壮絶な騙しあいと情報戦を繰り広げたTVドラマの最後で、警察を去った”公安の魔物”4課班長の住本健司が、同じくドラマ版の事件で警察庁警備局長を辞して内閣情報調査室のトップ(情報官)に就任した有賀のもとで働く調査員で登場。朝鮮から、日本に持ち込まれた疑いのあるウランと、東日本大震災のドサクサに大学の研究室から盗まれた軍事機密データから日本に核テロの危機が。日本に戻り公安時代のメンバーが再集結し外事警察が動き出すって話ですが、TVドラマのときと同じキャスティングで、バックで流れるメインテーマも懐かしく、ターゲットの周辺に巧みに潜入し、ターゲットに近い民間人を巧みな感情コントロールで信頼させて協力者に仕立て上げ、スパイ活動させる展開も健在。
相変わらず最後まで手に汗握る騙しあい。最後のシーンからするとあの誘拐は仕込みだったの!?
そうだったのかといわざるを得ないストーリー展開にはまんまと騙されます。
ドラマを見た人もそうでない人にもお勧めです。★★★★85点多分見た後ドラマのほうも見たくなるはず。
「ハゲタカ」もうそうでしたがNHKドラマも秀作ありますな。