左近のこと | いちご いちえ

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ダックス3匹とのこと・ピグのこと・ブログネタ等、
写真や画像を添えて書いてます。



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5月31日(木)夕方
いつものようにお散歩して帰宅したところ↑
お散歩に行こうと勝手口を出たら、3歳くらいの男の子がいて
犬が大好きらしくついてくるので
ちょうど歩行者天国になった商店街で左近のリードを持たせてあげたら大喜び
左近も小さい子がリードを持ってるのが分かるのかゆっくりゆっくり歩いてくれてた。
スーパーに着いたので男の子からリードを返してもらったら大泣きされて・・・
罪作りなことしちゃったかな~なんてブログを書こうかなと思いつつ撮った写真。


夜になり左近が吐き始める。
嘔吐物に草が混じってた。
最近、左近と羽玖は道草を食うことがあり、そのせいでかたまに吐くこともあったので
またそれか・・・と気にはしなかった。




6月1日(金)
左近の吐き気が止まらない。
何度も吐いて、ついには飲んだ水まで吐き始めた。

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ぐったりして、夫からパンをもらえるのを待ってる上2匹に比べて
左近はうつろな目でだらりとしてる。

病院に連れて行かなきゃなんだけど、掛かり付けは日本橋
車で早くて30分から1時間も掛かるので、1人で連れて行くのは無理
もう少し、左近の様態が落ち着いてくれたらいいんだけど・・・と様子を見る。

夕飯を少しだけど食べた。
でもまた吐くかもしれないので、私が一緒にリビングで寝ることにした。
ソファーの上でぐっすり寝てる左近を見ながらピグで釣りってたら
夜中2時過ぎに夜食べた物を吐いた。




6月2日(土)
日本橋までは連れて行けないので、近所で評判の豪徳寺の病院に連れて行く。


触診でお腹の中に残ってる陰のうが肥大して腫瘍化してるから癌だろうと言われる。
すぐにレントゲンを撮ってもらったらお腹の中に大きな影が。
それが腸を圧迫してるのが最近のコロコロうんちの原因だったみたいだ。
癌が進行すると女性ホルモンを分泌するらしい。
オス犬が女性ホルモンを出すと、毛が抜けるという症状が出る。
いつからか少しずつお腹の毛が薄くなって
ふさふさしてた体の毛も少なくなり、立派だった尻尾の毛もショボくなってた。
歳のせいかと思ってたけど、ホルモンのせいだったのかな?
女性ホルモンが骨髄に入ると、もう余命いくばくか・・・とか言われ
冷静に聞いてることができなくなりつつあった。


詳しく検査するので、夕方まで預かりますと言われて帰宅。

夫にメールと電話で報告。
帰宅した娘に話したら、「いやだ~」と言いつつ泣いたけど、すぐ
「手術したら治るよ!大丈夫だよ!」と。
強くなったな~と思ったけど、自室で着替えてから携帯の中の左近の写真を見ながら泣いてたらしい。

夕方、病院から電話
吐き気を止める薬を点滴で入れたら症状が治まり、若干元気になったらしい。
脱水症状があったので、点滴でその点も処置して下さった。
血液検査では白血球の数値がはね上がってるので、どこかで炎症を起こしてるんだろうとのこと。
腫瘍の真ん中が炎症を起こしてて壊死してる可能性もあるので
早く手術しないといけないらしい。


陰のうはホントは体の外にあって冷やされていないといけないんだけど
左近は1つは無かったけど1つは体の中に入ってた。

冷やされているべき陰のうが体の中で温められると癌化しやすいとは聞いてたけど
日本橋の先生は、触れるか触れないかの小さい物だから
様子を見ましょうと言ってたんだけど
ホントは小さいうちに取っておいた方が良かったらしい。

日本に入ってきた最初のダックスに腫瘍ができやすい遺伝子みたいなのがあって
その子から繋がってるから日本生まれのダックスは他の国生まれに比べて
はるかに腫瘍ができる子が多いと豪徳寺の先生が教えてくださった。

日本橋の先生には新之助を助けて頂いたこともあり
夫は絶対の信頼を置いてたけど
それはシェルティーに限ってのことだったのかな~と思うし
なんせ日本橋は遠いので、今回のことですぐ連れて行けるこの病院に変えることにした。

2日はそのまま入院。
翌3日の朝10時にはエコー検査の結果も出てるので
改めて電話下さいと言われた。




6月3日(日)
10時に電話をしたら、点滴が効いて吐き気が治まり、食事も摂れたとのこと。
思った以上に元気になってきてると。

夫と娘が左近に会いたいと言ってたので一時退院できないか聞いてみたら
火曜日の手術まで自宅でいいですよと言われたので、
午後の点滴が終わった5時半過ぎに迎えに行って連れて帰れた。

帰宅してから隣の私道に連れて行ったら嬉しそうにヒョコヒョコ歩いて
病院ではチョビットしか出なかったオシッコをじゃぶじゃぶして
うんちもいいのが出た。

グッタリしてる左近のまま病院に預けて来たので
私の中での左近はグッタリのままだったんだけど
今までと変わらなく元気な姿を見られて良かった。

でも、左近が癌であることには変わりはなく
胆泥症というのにもなってて治療が必要。
火曜日の手術後からまた大変になる。

というか・・・その前に手術後、目を覚ましてくれるかどうかが先だ。
犬は年齢を問わず、全身麻酔から目覚めない子がいて
それは年齢が高くなればなる程、リスクは高くなる。
去勢や避妊の手術は1~2歳までに、遅くても5歳までにした方がいいのはそのせいで
左近は今10歳で、来月末には11歳になる高齢犬だ。
手術が成功しても、麻酔で眠ったまま永遠の眠りにつく可能性が高い。

手術をしないで様子をみるリスクと
麻酔から目覚めないリスク
天秤に掛けるのは究極だけど、手術が成功して目覚める方に賭けたい。



今、左近はソファーでいびきをかいて爆睡してる。
見た目は今までと何にも変わらないのに
お腹の中には大きな爆弾を抱えてるんだね。
もっと早く気付いてあげられたら・・・ごめんね左近