あの「龍馬伝」のスタッフが製作している「平清盛」が大コケ・・・とか世間で言われて散々な評判らしい。

というか、らしかった。最近はその動向も知らないし、もしかしたら話題にもなっていないのかも。

↓最初の頃の期待感あふれる感想。今思えば「江」の反動か?(笑)

「平清盛」見る前に色々思ってます

「平清盛」第2回「無頼の高平太」 見ながら感想書いてます


けど、最初の頃の期待を裏切って3回、4回と、どんどんとつまらなくなっていって、録画しても放置状態だった。「デスノート」であの「L」を演じたマツケンとは思えないつまんない演技で、すっかり見る気が失せていた。(もっとも、今の60歳近い清盛をそれなりに演じているマツケンを見ていると、それなりの演技プラン・・・というか演出家のプランだったのか?)

それでも中井貴一が出ている間はまだ見る甲斐もあったのだが・・・。


そんな頃、実家でマツケンLOVEの妹とたまたま「平清盛」を一緒に見た。

しばらく見てないからわけが分からなかったのだが、マツケン目当てでゆる~く見続けている妹による的確な解説で、一気に空白が埋まってなんだか面白そうだと思った。

しかし10回分以上溜まった録画を見るのもしんどい・・・と思っていたら、妹にあっさりと「今日ので追いついたら見なくてもぜんぜん大丈夫よ」と、太鼓判?を押されたので、気分を切り替えて全部見ないで消去した。


で、気分を切り替えてその後録画されていた(たぶん)第19回・20回を時間があるときに見てみたら、これが予想外に面白くなっていたのだ。

源 義朝の玉木 宏 が、すごくよくってエラソーに「この人いい役者になったな~」と感心したり。

特に、崇徳上皇 (後白河の異父兄)の 井浦 新の怪演から目が離せなかったり、ちょっとやりすぎ感もあったけど鳥羽上皇/法皇( 後白河の父) の三上博史 もすごかったし。でも、この方たちも、みまかられてまたトーンダウン。

その後は、そこそこ面白くて溜まった録画を、体調が悪くて横になっているときにまとめて見るという感じだった。


そして、今日も気分が優れなかったので第40・41・42回(本日放送分)をまとめて見た。

面白かった~!気分が優れない状態なのに面白いと思えるのはすごいと思う。


後白河上皇/法皇の松田翔太と、平 清盛 の松山ケンイチとの駆け引きが面白いし、後白河上皇の妻滋子(建春門院)の 成海璃子 の怪しさがなんだかすごい。メイクの感じとかも手伝って独特の雰囲気。


清盛によって、伊豆に流されて隠遁生活を送っていた源 頼朝の岡田将生クンが不憫でいい感じだったんだけど、今日の第42回で北条政子(杏)によってやっと目覚めてその感じもまたよかった。久々に大河ドラマを見て涙ぐんだ。岡田くんの演技がよかったのだ。


弁慶(青木崇高)が源義経( 神木隆之介 )に平家討伐をけしかけているし、 いよいよ役者が揃ったし動き始めそうなわくわく感たっぷりなのだ。

歌舞伎で有名な「俊寛」も登場したし、ストーリー的にもとっても楽しみ♪


そういったメイン?以外の人たちもみんないい味出してて、大河ドラマって贅沢だな~と、つくづく思う。

「江」も、もちろん豪華キャストだったけど、無駄遣いしてる感じ満載だったのに比べ、「平清盛」は正しい贅沢感を味わえる。


最近の視聴率は知らないけど、私が面白いって思うとたいてい視聴率が悪いから、あんまりよくないのかもね・・・惜しいなぁ・・・って、視聴率よかったりして。(笑)