前売り券を購入していたボストン美術館浮世絵名品展を観に山種美術館に出かけた。
恵比寿からてくてくと坂道を歩くこと約10分。ちょうどランチタイムになるくらいだったが、1Fロビーに設けてあるカフェのお客さんは2組のみ。
チケットテイクの後、階段で地下に降りると予想外の混雑だった。
圧倒的に中高年が多くて、なかでも年配の男性お一人様が多かったのには驚いた。
浮世絵ファン層がそうなのだろうか?
都内で催される他の美術展とは明らかに違う感じだ。
原宿の浮世絵太田記念美術館はおばさまのグループが多かったし・・・とか思ったり。
作品は、全部で144点。
個人的には、東洲斎写楽の雲母摺りの役者大首絵が楽しみだったのだが、4点しかなかったし思ったほど状態が良くなくて残念だった。もちろん、悪くは無いのだが本当に状態が良いものを観たことがあるのでその豪華さや迫力には及ばず・・・。
あとは、喜多川歌麿の作品が55点もありいずれもとても刷りがよくて彼の奥行きのある細かい仕事が堪能できて楽しかった。その前の世代の鳥居清長の作品をずっと見た後でもあり、より細やかな技や構図となっており、歌麿の完成の鋭さや視点が余計に面白く感じられた。
会場もこじんまりしており、徒歩圏内に素敵なお店もたくさんあるので今日のようにお天気の良い日はとても素敵なお散歩になった。
会 期 : 2011年2月26日(土)~4月17日(日)
会場: 山種美術館
開館時間: 【月~金】午前10時から午後4時、【土・日】午前10時から午後5時
休館日: 会期中無休[当初休館日であった3/28(月)、4/4(月)、4/11(月)も開館いたします]
入館料: 一般1300円(1100円)・大高生1100円(1000)円・前売りペア2000円、
日時指定券1500円・中学生以下無料(但し、保護者の同伴が必要です)