(2)翻訳文が大幅修正?!(卒業生体験談) | 翻訳ブログ

翻訳ブログ

創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

こんにちは。

先日から、卒業生の方の体験談を
お送りしています。

前回は、翻訳の原稿を提出したら、
大幅修正で戻ってきてしまった、
というところまでお話ししました。

ネイティブスピーカーのチェッカーの方も
落ち込んでいたようで、お気の毒です。

早速、続きをうかがいましょう!

======================

前回もお話ししたように、
今回のお仕事は、既存の英文があり、
日本語の変更に合わせて、その部分だけを
英訳し直すというものでした。

しかし、チェックされて戻ってきた英文を
見直すと、今回翻訳し直した部分以外の箇所、
つまり既存の英文にもチェックが入っていました。

そしてさらに、その既存の英文に入れた変更に
あわせるために、私たちが今回提出した
英訳文にも手が入っていたのです。

担当者のお話によれば、
なんと、既存の英文を作成したのは、
そのネイティブスピーカーのライターさんとのこと。

「既存の英文は彼女が作成したものだったんですけどね…」
と笑っておられました。


つまり、そのライターさんは、自分が以前、
作成した英文に、再び、自分自身がチェックを
入れたのです。

私たちは既存の英文に合わせて英訳文を
作成しましたので、当然、今回の英訳文にも
チェックが入っていたというわけです。

しかも、さらによく見直すと、ミスを指摘したというよりも、
言い回しを少し変えたような、いわゆる「好み」の問題に
よるチェックが多かったようです。

それに、同じ修正内容でも、それを入れているところもあれば、
入れるべきなのにそのままになっているところもある、というように
統一感も今一つでした。
そのため、チェックされた原稿の内容を忠実に反映すると、
かえって表現がバラバラになってしまう恐れがありました。

そこで結局、全体の統一を図るため、
今回、新たに依頼された英訳部分とともに、
既存の英訳部分にも手を入れて、あわせて納品することに
したのです。

この業務で得た教訓は…、


…。

長くなったので、この続きは、次回、紹介しますね。


ところで、あなたは、この教材をご存知ですか?

翻訳家を目指しているあなたにぴったりの
教材です。

ぜひご覧くださいね。
http://bit.ly/98tTHB

PS
医学英語に興味がある方へのお勧め情報です。
http://bit.ly/hm0aKI

ペタしてね