入管での微妙な思い | 石橋法律事務所のブログ

入管での微妙な思い

今日は昨日空振りに終わった件で、再度品川の入管へ。



昨日と同じく、午前9時少し過ぎに、在留関係の番号札をもらう列に並んだのだが、昨日よりもだいぶ人が多かった。



昨日の番号札は79番だったのに、今日は119番。



これは長時間待ちそうだから、トイレに行って、飲み物でも買ってこようと下のコンビニに行き、ココナッツジュースを買うことにして、レジ待ちの列に並び、



このコンビニって、おそらく日本の中でも一番外国人の利用の多いコンビニだろうなぁ、なにせ入管だから、とか思っているうちに、自分の番が来たので、



商品とポンタカードを出すと、



ファミリーマートです



と店員に冷たく言い放たれた。



あまりにも冷たい一言だったので、もう一度聞き直したら、またも、



ファミリーマートです



と言われて、ポンタカードを突き返された。



実はTポイントカードも持っていたのだけれど、あまりにつれない対応だったので、出しそびれた。



その後は、1時間半ほど、ただひたすら自分の番が来るのを、事件記録を読んだり、コンビニで負った心の傷を癒やす音楽を聴きながら待っていた。



待合場所の一番前にはテレビがあるのだが、いつも微妙な放送が流れている。



前回、入管に行ったときは、安倍総理が電撃的に靖国神社を参拝した様子が生中継されていて、周りは中国人や韓国人ばかりだったし、



今日は今日で、集団的自衛権を巡る安保法案の国会質疑を放送していて、民主党の議員が、「満州事変のように歯止めがきかなくなってしまうおそれ」とか書いたパネルを掲示しながら、安倍総理や中谷防衛大臣が質疑対応していた。



正直、そんな微妙な内容のテレビ放送を、周りが中国人、韓国人だらけの場所で見入りたくはない。



ところで、公務員の中でも、入管の職員は刑務所の職員並みにピカイチで対応が冷たいのだが(以前は、妊娠8か月の中国人女性の強制退去を阻止しようとする局面で、「妊娠安定期に入っているから、飛行機で送還しても問題なかろう」、と言放たれたことも)、



ここ数年の在留審査の窓口の職員の対応がずいぶん丁重でだと思っていたら、今日、その理由がわかった。



受付の窓口の裏に、「この窓口業務は、株式会社○○○○が受託しています。」と掲示してあったのだ。



つまり、無愛想な入管職員は後ろに引っ込んでいて、民間の方が受託しているということのようである。