大幅に遅れましてマナーシリーズは今回で最終回ですっ
なんだかんだで随分長くなりましたねこのシリーズ笑
本店の趣旨とはだいぶずれた内容になってしまいましたが、
個人的には正直かなり勉強になりました!自己満足ですみません汗
それにしても更新がなかなかできていなくて、本当に申し訳ないです。。
二月の上旬から一気にペースを上げるので、要チェックお願いします♪
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本膳料理、懐石料理に続き、会席料理の
流れについて説明をしたいと思います。
■会席料理とは
会席料理は、江戸時代の中期頃から、
酒宴向きのもてなし料理として始まりました。
食味を主体にした気楽に酒が楽しめる形態で、
多くの人が集まる会合の席で供される料理の総称です。
会席料理の基本は一汁三菜で、吸物、刺身、煮物、焼物がこれにあたります。
そこから一汁五菜、二汁七菜という具合に料理の品数が増え、豪華になっていきます。
■料理内容
①先附・前菜
先附も前菜の一種で、いずれも軽い酒の肴です。
先附と言う場合は小鉢で出される和え物・浸し物等ですが、
前菜と表現されている時は、3種・5種ないしは7種の盛り合わせで、
色彩や形などで季節感を表すなど細工料理となっています。
②吸い物
まずお椀の形や蒔絵などを鑑賞して下さい。
そして、おもむろにふたをとって季節の香を感じていただき
一口吸んで下さい。その後、お箸を持って実を食べます。
③刺身・造り
関西では「造り」 関東では「刺身」といわれます。
④焼き物
塩焼き、照り焼きなど、さまざまな調理法で魚を
美味しくいただく日本料理の知恵。
最近では魚のほかに肉や野菜などを用いることもあります。
⑤揚げ物
揚物には、材料をそのまま揚げる「素揚げ」、
小麦粉や片栗粉などをまぶして揚げる「唐揚げ」、
さらには「変わり揚げ」があります。
なお、天ぷらは会席料理ではあまり出されません。
⑥煮物
献立には「炊き合わせ」と書かれていることもあります。
海のものと、山・里のものとの組み合わせや、
季節毎に相性の良い素材をお楽しみ下さい。
⑦蒸し物
松茸の土瓶蒸しや、茶碗蒸しなどが知られています。
素材の風味がしっかり閉じ込められて調理されています。
⑧酢の物
献立の終わりの方で出され、食事(ご飯もの)の前の
口清め的な役割を果たします。
⑨ご飯・止め椀・香の物
会席料理では、お酒を飲みながら料理を楽しんだ後に、
ご飯・止め椀(みそ汁)、香の物(漬け物またはお新香)が出ます。
これで料理は終わりです。
⑩デザート
料理の膳がすべて片付けられた後に出てくる果物などのデザートです。
これにて会席料理の献立は終了です。
■会席料理で注意する点・作法
I、箸は作法に従って持つ
会席膳なでが運ばれる場合は、会釈をして両手で受け取ります。
主人のすすめで箸をとりますが、この箸の扱い方は、
和風料理の最も基本的なマナーですから、
ぜひ、正しい持ち方
を覚えておいてください。
II、紙袋を箸置きがわりに
箸置きがついているのが普通ですが、
無い場合は膳の縁に先をかけるようにします。
紙袋に包んであれば、千代結びなどにして箸置きがわりに。
割りばしは中央を両手で持ち、音を立てないように割ります。
箸の先をこすり合せないこと。
III、酒の飲めない人は無理をせずに
向付、あるいは前菜は酒の肴になるものです。
酒の飲め無い人でも、最初の一献だけは受けるのが礼儀です。
以後は杯を伏せ、酒を断わっても構いません。
IV、刺身はわさびを直接つけて
向付けはほとんどの場合、刺身です。
わさびは醤油に溶かさずに、少量を一切れずつにつけます。
一切れが長ければわさびをはさんで二つ折にし、
醤油を落とさないよう、ちょくを口元まで近づけて食べます。
V、ご飯は一口分残しておかわりを
ご飯のおかわりは自由です。
飯わんに一口分を残すのがおかわりの合図になります。
おかわりがくるまでは、箸を置いて待つようにします。
食事の最後も一口分を残し、香のものとお茶づけで締めくくります。
その際、必ず急須からお茶をつぐようにし、
湯飲み茶わんからお茶を移したりしないことです。
VI、器のふたはしめておく
食べ終わったら、懐紙で器の中、膳の上をきれいに整えます。
魚の骨などは懐紙に包んで皿の上に置き、
器の蓋もあけたときと逆の順序で全部しめておきます。
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21年間生きて来て、今さら実感したのですが、
日本の文化は、多少硬い感じはあるにしろ、
とても清楚で綺麗で大人びていて、
自信を高めるすばらしいきっかけになるものなんですね。
女性は女を磨くために、
男性はジェントルマンに近づくために、
日本文化にもっともっと触れるべきですね!
それでは今回でマナー・作法シリーズは終了です。
またどうしても書きたいマナーなどがあったら、やります笑
それでは、残りの試験がんばってきます!