こんにちは。
小説「盗墓笔记」読み終わりました。
正確に言うと、ドラマ『终极笔记』の続きを結末まで読み終わりました。
普段小説をあまり読まない私ですが、夢中で一気読みしました。途中号泣し、最後は胸がキュンとしました
「盗墓笔记」は中国の民間伝承などをヒントにしたフィクションです。主人公吴邪の視点から描かれています。
小説の時代背景は2003年~2005年ですが、対象が考古学や神話の世界なので、途中でストーリーが数千年も過去に遡ることも多いです。
小説は全9部からなっています。
第1部「七星鲁王宫」は2015年『盗墓笔记』李易峰&杨洋版でドラマ化。
第2部「秦岭神树」は2019年『怒海潜沙&秦岭神树』侯明昊&成毅版でドラマ化。
第3部「云顶天宫」は私が知る限りまだドラマ化されていません。
第4~7部「蛇沼鬼城・谜海归巢・阴山古楼・邛笼石影」は2020年『终极笔记』曾舜晞&肖宇梁版でドラマ化されました。
第8・9部「大结局(上)・大结局(下)」もまだドラマ化されていません。私はこの部分を読みました。
小説を読みながら登場人物像を想像するとき、张起灵はもちろん肖宇梁でした。吴邪は曾舜晞でした。ところが、王胖子の顔だけはなぜか『怒海潜沙&秦岭神树』の张博宇の顔でした。
今回まじめに原作小説を読んでみて、多くの読者が「穴掘るばかりで埋めてくれない」と恨み言を言う意味がよく分かりました。結末まで読み終えても解き明かされないままの謎が多すぎます。繰り返しになりますが吴邪の視点から描かれているからです。彼が調べ切れなかったことは謎のまま残ります。これが作者の戦略かもしれないと思いました。謎が残っていることは探索の余地がたくさん残っていることを意味します。そして前传・后传への需要が生み出されます。
同系列の小説。
「沙海:荒沙诡影」→2018年『沙海』吴磊&秦昊主演でドラマ化。
ここでも吴邪は言いました。「我一定带你回家。」
また、肖宇梁が演じた张起灵がこのドラマで初めて登場し、「いったい、あなたは张起灵を演じているのか、それとも小説の世界からこの世に飛び出してきた本物なのか」と多くの原作ファンを驚かせました
「极海听雷」→2020年『重启之极海听雷』朱一龙主演でドラマ化。
豆瓣ポイントが系列ドラマの中で最高点(7.4)でした、『终极笔记』*Edit(7.5 7.7)が配信されるまでは。
ちなみに『盗墓笔记』(5.1)、『怒海潜沙&秦岭神树』(5.8)、『老九门』(6.5)、『沙海』(6.5)です。
他にも「藏海花」(2012年)、「盗墓笔记十年之后」(2015年)など。プロットが少しずつ別名のドラマに取り入れられています。
これから、「盗墓笔记」の「本当の結末」と言われている「盗墓笔记十年之后」を読み始めます。
(「10年の約束」の10年が満期を迎えた2015年8月には長白山の麓に原作ファンが集まって王者张起灵の帰還を待ったというエピソードがあります。)