こんにちは、イノウエ農商事、井上です。
本日の三浦半島は台風一過の青空が広がっていました。
やっぱり三浦半島の夏と言えば海ですよね…なんか今日の雲の形、温泉マークみたいな変な感じじゃないですか?(笑)
そして、日中の気温は26℃で、吹く風も台風一過の影響もあって、湿度を感じさせないさっぱりとした爽やかな高原のような心地よい風が吹く一日でした。
さて、ここしばらく夏作物の方が中心のブログでしたが、今日は久しぶりにイチゴ苗の管理の現場の話をしたいと思います。
なんて言ったって、イチゴは苗作りを含めると約一年がかりで育てる作物でもありますし、イチゴにとって、真夏の管理と言うのもここ最近の猛暑の中ではかなり難しく、いろいろとその時々、その場その場での工夫も必要となりますからね。
そしてこちらはイチゴ苗作りの現場です。
ほとんどが概ね順調でしたが中には…
写真だとちょっと見えにくいですが、葉が縮んでいるところがわかりますか?
稲作地域ではよくありがちなもののようですが、稲作が少ない地域では珍しい稲バイラス病です。
バイラス病と言うと植物の中では不治の病の様なイメージですが、これはこの葉っぱだけで、他に広がる事も無く、株が枯れる事も無いのでほぼ無害といえるものです。
三浦半島での発生は珍しいので写してみました(笑)
それと一番気になるのがこれ…
新芽のところが赤くなっているのは菌核病の可能性があります。要注意と言った感じです。
そして、この葉の導管に沿って黒くなっているのはアザミウマにやられた跡です。
こちらも早めの防除が必要です。
たくさんのイチゴ苗作りをしておられると、所々、上の写真のように防除が行き届かないところも出てきてしまいますが、概ね皆さんの苗は素晴らしいものでした。
そして、今回勉強会に参加して頂きました皆さまはイチゴ以外にも今の時期はメロン、スイカ、カボチャといろいろと作業も多いこの時期ですが、この暑い夏を乗り切る強い苗作りにも手をしっかりと入れて皆さんいろいろ工夫を凝らし頑張っていられました。
私たちも生産者の皆さまの良い苗作りにご協力できるように頑張らねば…と思う今日でした。
明日もまた頑張って行きましょう!
株式会社イノウエ農商事 神奈川県三浦市初声町高円坊578 井上秀樹 毒物劇物取扱者 グリーンアドバイザー
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