損保ジャパン東郷青児美術館「ベルギー近代絵画のあゆみ」展に行ってきました。


名前通り、損保ジャパン本社ビルの中にあります。
東京の美術館巡り-損保ジャパン東郷青児美術館

東京の美術館巡り-看板


以前こちらで告知した通り、本日「お客様感謝デー無料観覧日」にて、無料で閲覧してきました。


42階からの眺望
東京の美術館巡り-42階からの景観


バルビゾン派から印象派をメインに展開されています。


風景画が力を持った時代とのことで、多数の風景画が展示されていました。
老成されたような、落ち着きをもった風景画から始まり、徐々に色彩が印象に残る絵に移ってゆきます。


さすが印象派。ルノアールあったし。


そして、フォービズムのドンであるマティス。筆遣いが特徴的でした。


さて常設展では、1987年3月、前身の安田火災海上時代に3992万1750ドル(当時のレートで約58億円)で購入したフィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」が見られます。当時、その金額が話題なりました。

出口に近い、奥まったスペースに行くと、左手にセザンヌ「りんごとナプキン」、右手にポール・ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」を従え、ゴージャスな額縁におさめられた堂々とした「ひまわり」を見ることができます。

分厚いガラスに守られたその姿を見て、彼がこの場にいたらいったい何を考えただろうかと、ゴーギャンとの確執や、精神異常者として最後を迎えた彼の一生に思いを馳せました。


ゴッホがこの夜景を見たら、どんな絵を描くでしょうね。
東京の美術館巡り-42階からの夜景

東京の美術館巡り-出口からの夜景



会期   2009年9月12日(土)~11月29日(日) 休館日:毎週月曜日
     ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館

開館時間 午前10時~午後6時 金曜日午後8時まで
     入館は閉館の30分前まで

観覧料  一般     1,000円
     大学・高校生  600円
     65歳以上    800円
     中学以下    無料

* 詳細はHP参照



なお、中学生以下は相変わらず無料なので、将来世界的な芸術家や、近代ヨーロッパ史専攻の偉大な歴史学者を目指している少年少女たちに、ぜひ教えてあげてください。