■料理をする機会を奪わない

昨日
高校の同級生男女五人で飲みました

その中で男が料理を
作れるかと言う話になり
そこにいた男三人は
全員料理を作れると言うことが判明

一方そこにいた女性の一人で
息子が高校を卒業して
親元を離れて暮らしていると言う人が
いたのですが
調理した料理をタッパーに詰めて
息子に送っているよ」と衝撃の発言

ええー!
米を送るとか野菜を送るとかは
ありがちですが調理済の料理を
送るとは…

驚いていると更に
もう一人の女性が言いました
うちの義理のお母さんは
未だにダンナ宛に調理済の料理を
送ってくるよ

えええー!

驚きです
幾つになっても子供が可愛いのは
どの親でも一緒ですが
あまりにもバカ親すぎるやろ…

そしてこのような親の愛情は
子供から大切なものを奪っています

それは「自分で料理をする機会」もしくは
自分で料理をしようとする意思」です

私は高校卒業までは実家で
過ごしましたが実家暮らしの時は
全く料理を作っていませんでした

高校を卒業して大学に入った直後は
朝晩の賄い付きの下宿だったので
自分で料理は作りませんでしたが
一年間でその下宿を出て
二回生からは本格的な一人暮らしを
始めました

外食を毎日するお金もなく
現在のように「中食」つまり
持ち帰って食べられるものも
ごくわずかで必然的に自分で
料理をしなくてはならず
覚えていった訳です

私が昨日話を聞いた家のように
子供が困らないようにと
調理済の料理を送ることは
短期的には良いかもしれませんが
長期的には自分で料理する能力を
高める機会を奪ってしまい
決して為になりません

また子供がいない家庭や
独身者でも料理をする機会を
奪わないようにする努力
言い換えると
料理をする機会をあえて
作る努力をする必要があります

例えば普段は嫁さんが料理を
作っている夫婦であれば
週末の昼食や夕食だけは
夫が料理の担当になるとか

もしくは独身で普段は外食に
頼っている場合は
水曜日は早帰りして自分の
手料理にしてみるとか

ある程度の決まりを作って
料理を作る機会を作ってみたら