■笑いを仕事に組み込む
本日
「成人の日記念のつどい」の
主催側として参加してきました
成人の日記念のつどいは
一般的には成人式というもので
今年もどこぞの場所の若者が
式で大暴れみたいなニュースが
テレビで流れていましたね
さて
我が福島区のこのイベントでは
例年紅萬子という福島区出身の方が
司会を務めて頂いています
福島区の式に出席する新成人の子は
大概の場合行儀が良いのですが
たまにちょっと騒いだりして
羽目を外す子が
いたりするんですね
ただこの紅萬子さん
松竹芸能のタレント養成所でも
長く講師を務めていただけあって
人のあしらい方が抜群にうまく
そのおかげで式も荒れずに
済んでいる気がします
どういう風にあしらい方が
うまいかというと
「笑い」を組み込むんですね
この式でこの方の仕事は
「司会」であり式次第を
つつがなく進めることが
役割な訳であり
単純にやろうとすれば
あらかじめ決まった原稿を元に
ひたすら文章を読み上げるのでも
構わない訳です
ただしこの方はその場の雰囲気を見て
アドリブで笑いを取りその場を
コントロールする技術を持っています
毎年このイベントにおいては
抽選会があるのですが
今回最前列に座ったある女の子が
自分の番号(447)をアピールの為
度々叫んでいました
その子が自分の番号を言う度に
萬子さんは上手く交わすように
対応するのですが
何度か目のアピールの際に
萬子さんがこう言いました
「あんたどこの中学や?」
「野田中!」
「あかん!あたしは下中や!」
良く分からない口封じですが
笑いはきちんと取って
その後その子の口もきちんと
封じていたのです
「あんたどこの中学や?」
と言う代わりに
「ええ加減静かにしとき!」
と言っていたら
余計に刺激をして
やかましくさせていたかもしれません
しかし笑いを取ることで
相手の戦意を喪失させたとも
言えます
この光景を見て
我々の仕事に笑いを
取り込んでいくことは
自分のペースで進めていく上では
非常に大事なことであるなと思いました