■広い懐の持ち方
先日実家に介護調査員の方が来られて
「要支援・要介護認定申請」に伴う
聞き取り調査が行われました
そこで様々な質問がありましたが
記憶力を測る質問として
こういうものがありました
ボールペン
時計
人差し指を立てた手が書かれた紙
これら三点を順に見せた後
後でこの内の二つを見せて
残りの一つを言ってもらいますので
教えてもらいます
と調査員の方が父に伝えました
その5-10分くらい後に
ボールペンと指の紙を見せて
さて残りの一つは何でしたか?
と聞くと
「いやー覚えてないね」との返事
思わず小声で「ええー!」と
漏らしてしまいました
しかし調査員の方は
微笑みを絶やさず
淡々とされています
この方は介護の世界のプロですので
こんなことは当たり前なのでしょうが
私からすると何と懐の広い人だろうと
思いました
きっとこの方は
自分が普通に出来ることが
できない人を何人も見てきて
それを当たり前のように
温かい優しさで包み込む感じで
接して来られたのでしょう
このような意識は
ボランティアの世界でも
役に立つのではと
思いました
ボランティアに携わる人間は
仕事で付き合いのある人たちとの
コミュニティに比べて
本当に色々な人がいると実感します
ある人に出来ることが
全く出来ない人がいたりします
(報連相やITスキルなど)
それでもそのことに
ついていちいち驚いたりせず
そういう人がいても
不思議ではないと思って
受け止める
それが自然にできれば
相手に対して刺々しくならず
温かい雰囲気で
接することができるので
コミュニケーションもうまく