お店で革のジャケットやバッグなどのタグを見ると、人工皮革や合成皮革と書いてあることがあります。
 人工皮革と合成皮革って一緒じゃないの? どう違うの? と思ったことのある方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 「人工皮革」は天然皮革の構造全体を真似て、不織布にポリウレタン加工を施してつくられた人工の素材のことをさします。一方、「合成皮革」は布地をベースにしてその上に合成樹脂を塗り、表面層だけを天然皮革に似せた素材のことをさします。
 ですから、人工皮革のほうが風合いも手触りも、より天然皮革にちかい性質を持っているわけです。

 人工皮革や合成皮革は水に強く、染色が容易なため、大量生産をすることができます。また表面にポリウレタン層があるため摩擦に強く、通気性があり、やわらかく弾力にも富んでいます。非常に軽いので、ランドセルや靴に使われたりしています。

 ただ、人工皮革や合成皮革はポリウレタン(プラスチック)やポリ塩化ビニル(ビニール)を使っているので、劣化が早く、どうしても2~3年もつかうと本革と歴然の差が出てきてしまうのが欠点です。


昔、革ジャン買って、これで長年使えるぞーって思ってたら
もう2年目くらいでぼろぼろになったということが。
あれは、今思えば合皮だったんですね~^^;