今年の梅雨は長くなるのだそうです。私は只今喉からの風邪にやられまして39度の熱が出ております。

本日は病床からですが以前の葬儀経験談を綴らせて頂きます。

題して「雪の日」

その日は一年で一番雪が降るという天気予報がありました。生駒地方でのお葬式でしたが、山の中腹の坂道が複数存在する小さな地区会館でした。お通夜も滞りなく終わり翌日の午前、それはそれは山一面銀界!あの坂道もあの下り道も雪が積もり生駒の山でシュプール的な、でした。
その地区会館は小さな坂の下にありました。当日参列者の皆様は坂の上までは来ることが出来るのでが、そこから先5メートル程の坂が雪で降りられない!高齢者の方が多いので皆さん滑る、転ぶで大変危ないものでした。私含め三人程のスタッフでスーツが泥だらけになりながらも補助をし、なんとか会館までお連れしましたが、やっぱり次は最後のお別れ。会館から坂の上で待機する霊柩車までご遺体をお運びしなければならないのです。ご想像通り下は泥雪でぐちゃぐちゃですのでやっぱり滑る!お棺も雪だらけ、参列者も泥だらけ。なんとか出棺しましたが非常にタフで危険な現場でした。

その後も雪は止まず後片付けも完全にストップ。車はサイドブレーキかけていても滑りおちていくわ後片付け中のスタッフが滑って頭をうち脳震盪になるわで結局全てが終了したのが夜も7時を過ぎたあたりでした。

幸い参列者の皆様にケガはありませんでさたが、あとにも先にもここまでインパクトのあるお葬式はこれだけでした。あのときの故人様が見守ってくれたおかげで参列者の怪我人がゼロだったと信じております。

さてもうこんな時間!
バファリン飲んで寝ます。
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このブログの主な目的は兵庫葬儀センターという私の勤務先の少なからずの広告と、私の葬儀業界における5年間の経験談をつらつらと書いていこうと思っているのですが、四回目にしてまだ弊社の広告をしていないことに気付きましたのでとりあえずホームページでも貼っておきます。 http://hyosen.jimdo.com/
ひとつ言えることは弊社は残された御家族のため、超低価格!ということです。

さて今回は葬儀業界で働きはじめて衝撃だった、印象が深く残った経験談を書かせて頂きます。衝撃と申しましてもご想像されるリアルなことではありませんのでご安心下さい。

私たちはお葬式を執り行うにあたってやはり宗教が重要となり、各宗派によって葬儀形態も違うものとなります。日本人は約90%以上が仏教を信仰しております。お葬式も大抵は仏教式で行われますので皆さんが今まで参列されたお葬式は数珠を持参し御焼香をするという形式がほとんどだったと思います。
私が初めてキリスト教の葬儀に携わらせて頂いたのは業界に入り間もなくのことでした。もちろんキリスト教葬儀に参列したこともなかったのでかなり新鮮で驚きでした。まず讃美歌と呼ばれる歌を葬儀中に参列者みんなで合唱するし、焼香ではなくお花を手向ける献花ですし、それゆりもビックリなのが死に対する意識の違いでした。
あるキリスト教会員の方が私に「○○さんがイエス様の元に導かれたのは喜ばしいことです。私も早く死が訪れないかしら。イエス様の元にいけますから」とおっしゃったのです。私はびっくりして「そんな縁起でもないこと言わないで下さい」と言いますと、すこしお怒り気味に「私はキリスト教ですので縁起が悪いという考えはありません。自然に死を迎えて神様の元に還るのが幸せなのです」と返されました。
これにはさすがに驚きましたしかなり面食らいました。一体どうお言葉を返したらよかったのだろうと。私はキリスト教ではありませんのでその時は理解はできませんでしたが宗教の勉強するうちに少しずつ意味もわかってきました。その方は極論を申されたのでしょうが葬儀業界で生きていく上でこの方との短いやり取りはかなり勉強になりました。ここまで視野を広げないとダメなのか!と当時はへこみましたが。。

ちなみに私の恩師の一人にキリスト教専門の葬儀社の社長がいるのですが、その社長が同様のことを別の教会員から言われた時にはこう返しておられました。

「早く神様の元へ体を還したいですね!」

さすが!
本当の真心とはこんな所にも表れるのです!理解して少しでも意味がわかる。これが必要。もっと視野を広げて勉強せねばと実感しました。

長々読んで頂きましてありがとうございます。ではまた!

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今日は葬儀業界で働く人々のご紹介を少しさせて頂きます。
私がこの業界に入るきっかけは先述の通り友人に声をかけられて働くこととなったのですが、働く前の業界のイメージはそれはそれは暗いものでした(笑)というか葬儀については日常的に考えたこともなかったし、お葬式に参列したことも子供の時におばあちゃんが亡くなった時が最後でしたのでほとんど無知で未知でした。万人が思う通り漏れなくイメージとしては、暗いし怖いし関わりたくないというのが本音でした。今では兵庫葬儀センターという葬儀社で働いておりますが、私が今までお世話になった葬儀社は全部で30近くあります。これは社員として各葬儀社で働いたという訳ではなくいわゆる派遣としてその日に電話で呼ばれれば出向くという形でした。最初はホントに仕事するのが怖くてイヤイヤでしたが今では最初のイメージとは一転、なんと明るい業界なんだ!と思っております。
さて、そんな葬儀業界の人々ですが、今まで五年間たくさんの方にお世話になりました。葬儀のイメージ通りのや○ざな恐ろしい感じの方もいれば、茶髪社長もいるしペ・ヨンジュン似のイケメン社長もいれば、私みたいなびびりな若輩者も中にはいました。ですが皆さんほとんどがイメージとは異なり明るく情に厚くおもしろい関西人なのです。ある社長がおっしゃっていました。「我々はいつも人の死を近くで見ているから逆に明るく生きていくんや、だからゴルフもいつ死んでもいいように毎日したいんや」
後半部分は若輩者の私は理解できませんでしたがなるほどなぁと思わせる一言でした。ほんとみなさんお葬式以外は元気ハツラツなんです。生きているって素晴らしい!て感じなんです。あれ?あまり人物紹介できてませんがとにかくこのイレギュラーな業界で働く人達は実はみんな人生の楽しみ方を知ってるいるということなんです。あと死ぬほどゴルフが好きみたいですよ(笑)
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