その日は、仕事のストレスで非常にイライラしていた。ストレスを発散しようと、当時のセフに連絡するが都合が合わない。この「煩悩」を解放する術として、導きだした解答が「売春婦を買う」だった。
当時の私は普通の風俗店すら行った事が無かった。「ボられないかな」と思っていたし、システム化された環境で行為をするのは味気無いと考えていた。そこで、思い浮かんだのが「売春婦」だった。風俗店よりは明らかに危険そうだが、システマティックなイメージは無い。その時の私の選択は、非常に矛盾した暴挙だったと思うが、「煩悩」が溜まっていると正常な判断は出来ない。足は新大久保へ向かった。

池袋や新大久保でラブホテルを利用した時、ホテル付近を徘徊する女性を良く見かけた。あの人達は恐らく売春をしているのだろうと何となく思っていた。そんな曖昧な記憶と想像だけを頼りに、新大久保のラブホ通りに辿り着いた。新大久保を選んだのは、通勤で新宿駅を使うので近いからと云う理由だけだ。
新大久保エリアのコインパのある通り。髪の長い中年細身のアジア系の女性が一人立って居た。恐らく街娼なのだろう。遠目から見ても怪しく見える。自分から声を掛ける度胸も無いが取りあえず接近してみると、「お兄さん。遊ばない?」と向こうから声を掛け、腕を組んで来た。私はどう対応して良いのかも判らなかったが、遊ぶつもりだったので、されるが侭にホテルへと引っ張られた。

激しい緊張で頭は真っ白だ。膝が小さく震えている。彼女はテキパキと準備を始めていて、照明を暗くしベッドを整え、既にシャワーを浴びている。「2ね。」と彼女は言った。恐らく料金の事なのだろう。初めての事なので相場は知らない。言われるが侭に支払う。服を脱ぎ、私もシャワーを浴びた。シャワーを浴びている最中も、膝の震えは止まらない。
シャワーを浴びてベッドに横になると、彼女は直ぐに私の下へ顔を埋めだした。それがまたもの凄かった。彼女の口は完全なバキュームだった。今思い返しても、彼女はこれまでで最高の口技の持ち主だったと思う。あっと云う間に逝きそうになったが、高額を払っておいて数分で終わってしまってはもったいない。馬鹿らしいが、私は全力で我慢した。数分して、疲れたのか彼女の激口は終わり、仰向けに寝ている私の上に股がって来た。
彼女は腰を激しく動かしているので、汗をかき始めている。しかし、逝く寸前だったのを我慢した為か、私は逝けそうに無い状態に成っていた。暫くして、私は違和感を覚えだした。その違和感は彼女の股間にあった。手を伸ばしてみると彼女には物が付いていた。そう、彼女はオカマだったのだ。オカマなら声で気が付きそうだが、出会ってから殆どまともな会話をしていなかったので全く気が付かなかった。
普通だったら、そこで仰天して行為を中断するのかも知れない。しかし、私は激しい緊張のせいか、そんな事はどうでも良く成っていた。「ワッ。すげえ。オカマだよ。」と、ボ~っと思っていた。折角手を伸ばしたので、彼女のナニに触ってみた。意外だったが立ってはいなかった。調子に乗ってマッサージしてみたが反応は無かった。私が中々逝かないので、彼女はもう汗だくだ。「お兄さん。逝かないね。もう疲れたよ。」と言われてしまい。お遊びは終了と成った。
帰りがけ「こう云う時はチップを出すものよ。」と言われてしまった。私は初心者なのでそんな事は分からない。取りあえず2kを渡した。彼女は満足そうだった。

初めてのお遊びはこんな感じでした。初っ端から「アリアリのカマ」と云う、ある意味最高の御相手でしたが非常に楽しかったです。初体験と云う事で最高のスリルと興奮を味わえました。
彼女とは1度しか遊んでいないです。2度目となったらスリルが無く成ってしまうので楽しさが半減するでしょう。購入する楽しみの半分はスリルにあると思っているので、私は殆どリピートしません。その後、彼女を数回見かけましたが、最近では全く見かけません。