興奮覚めやらぬうちに。
辻井伸行さんの日本ツアーへ行ってきました。
クラシック観賞は初めてだったので最初は若干緊張気味。
いざ辺りが暗くなり、辻井さん登場。
1曲目のドビュッシーのアラベクスを聴いた瞬間に、
いい表せないほどの感動と高揚感で胸がいっぱいになり、自然と涙がこぼれていました。
その後は、ドビュッシーのベルガマスク組曲(前奏曲・メヌエット・月の光・パスピエ)
版画(パゴダ・グラナダの夕暮れ・雨の庭)、喜びの島。
20分の休憩を挟み、ショパンの華麗なる大円舞曲、スケルツォ第2番変ロ短調、
幻想ポロネーズ、そして最後は私の大好きな英雄ポロネーズ。
辻井さんの巧みな技術や表現力には、とにかく「圧巻」のひとことでした。
声も聴きたいなと思っていたら、一通り終わったところで短めのトークもありました。
地元の食べ物の話などで会場を沸かせていました。
辻井さんの人柄の良さや温かさの伝わり、かなり満足していたのですが、
その後のアンコールはなんと4曲も続き、リストのラ・カンパネラで再び魅了され、
自身作曲のドラマ「それでも生きていく」の演奏でまた涙してしまいました。
2時間半のとてもとても素晴らしいコンサート、
最後、付き添いの方に手を引かれ、客席に手を振りながら退場する辻井さんの姿に、
5000人のお客さんの鳴り止まぬ拍手喝采、そして喜びの声が会場に全体に溢れていました。
機会があればまたぜひ行きたい。
今夜は辻井さんの曲を聴きながら、眠りにつこうと思います。