【名ギタリスト機材調査】Steve Vai | from Jekyll to Hyde

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ロックフリークによる機材ヲタなブログ

今回は、フランク・ザッパ~アルカトラス~デイヴ・リー・ロス~ホワイトスネイクを渡り歩き
今もなおそのプレイやサウンドで多くのギタリストに影響を与えるスティーヴ・ヴァイの機材まとめです


●ギター

・Ibanez/“FLO”…現在のメインギターの1つ
バスウッドボディ、メイプルネック、ローズウッド指板
PUはディマジオEVO(リア)、Fernandesサスティナー(フロント)
リアにディマジオ製PAFProを搭載していた時期もあるよう

・Ibanez/JEM7V…アイバニーズ製シグネイチャーモデル
アルダーボディ、メイプルネック、ローズウッド指板
PUはディマジオ製Evolution(リア&フロント)
7弦モデルのJEM7V7も同様のスペック

・Ibanez/UV70…アイバニーズ製“ユニバース”
世界初の量産可能な7弦として、7弦ブームの火付け役となったモデル
バスウッドボディ、メイプルネック、ローズウッド指板
PUはディマジオ製Blaze(リア&フロント)
Blazeはディマジオ製の7弦専用ピックアップで、そのサウンドは同社Steve's Specialに似ているとのこと

・Fender/Stratocaster…フランク・ザッパ~アルカトラス時代のメイン
ラージヘッドのストラトで年代から推測すると、アルダーボディ、メイプルネック&指板
PUはディマジオX2N(ブリッジ)

このほかにも多くのギターを使用・所持していますが割愛


●アンプ

・CARVIN/LEGACY…カーヴィン製シグネイチャーモデル
現在メインで使っているアンプで、プリ管が12AX7、パワー管がEL34

・Bogner/Ecstacy…「SEX & RELEGION」から「FIRE GARDEN」のころのメイン
プリ管に12AX7、パワー管に6L6を使用している

・Marshall/1959SLP…アルカトラス~ホワイトスネイクのメイン
リー・ジャクソンによるモディファイが施されており、ハイゲイン化、
フリーケンシーコントロール、マスターボリューム、エフェクトループの追加がなされており
さらに、パワー管をKT88へ換装し、プリアンプにはグルーブチューブを使用していたとのこと


●エフェクター

・Ibanez/JEMINI…アイバニーズ製のシグネイチャー・ドライブペダル
後述のDS-1とTS-9をひとつのエフェクターに収めたようなペダルで
Redチャンネルはクリーンアンプでソロの歪みを得るために
Greenチャンネルはブースターとして使用しているよう

・Keeley/DS-1 ULTRA…BOSSのDS-1をモディファイしたもの
改造なしのDS-1を使っていた時代もあるそうです

・Keeley/TS-9DX…アイバニーズTS9-DXのモディファイ
ヴァイは、より中域のブーストされるHOTモードで使用

・MXR/EVH Phase90…エディ・ヴァン・ヘイレンモデルのフェイザー

・Morley/Bad HorsieⅡ…シグネイチャーワウ
同社製のボリュームペダルやA/Bスイッチなども使用している

・Digitech/Whammy DT…ドロップチューン機能つきのワーミー
以前はモード切替可能な“Rack of Wham”WhammyⅡ(通称・黒ワーミー)なども使用していた

このほか、TCエレクトロニック製のマルチ(G-SYSTEMG-FORCE)や
ローランド製ディレイ(SDE-3000)、イーブンタイド製ハーモナイザーなども使用

上記のもの以外にも、多くのエフェクトを使用していますが割愛


以上、「奇才」にして「鬼才」のギタリスト:スティーヴ・ヴァイの使用機材でした


source:
ヤングギター 2013年2月号 2014年1月号
VAI.com