東医宝鑑で見るかわいそうな男性の一生 | 東洋哲学・真髄探求ブログ

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自分が実体験してみて本当だったと確認出来た数々の出来事の記録と、物事の本当の真髄は何なのか?探求しています。
(2008年から書いてますが2019年にほとんど消して残すものだけ再掲載しましたので、年代があわないものが多いです、ご了承ください)

本然の男性たちが今の世の中で、本然じゃない枠の中で、本然じゃないものを強要させられて、どれだけストレスの中で苦労しているかのお話。

KBS木曜講座より一部抜粋>

以前にも書きましたけど、男性を象徴するのが精(腎精)女性を象徴するのが情(7情)ってことなんですが

この男性の精と女性の情がひとつとなって新しい生命が生み出されるんですが、重要なのはその当事者なる男女の意思でひとつになるというよりも、あたらしく生み出されようとする生命が先(原因物)この力によってある男性の精が選択され、ある女性の情が選択され一つに結ばれる・・・という流れだそうで

その原因物なしで、男女のそういう恋愛感情みたいなものは決して成り立たないというのです。

故に実はこの行動、とっても聖なるもの。

それと人間の生命維持のための重要な機能のうちに『水昇火降』というのがあるんですが、水っていうのは津液(人間の体内で必要な液体のこと、血液とか唾液とか・・・)のことで、またそれがそのまま滞っててはだめで、それらを巡回させるエンジンの役割をするものが必要で、それが火(気)だということです。うまく回っていけば病気がない。

一方『陰虚火動』といって火に力がないと、愛の関係もうまく行かない。ここぞというときにタイミングが合わないなど。心と体がばらばらになってる様子。こういう状態の方が実は最近の若い人に非常に多いと。

恋愛しても女性側の条件は多い、女性は純潔を男性にも願う。男性は陽の気運なので、(男性は船、女性は港というように、男性はいろんな港に自由に行き来したいのが本然。縛られない。まっすぐに自由に伸びていく性質、横のことは別に気にせずに。女性はただただ自分の所にだけ来てくれることを待つ)純潔を守れっていうのが実は非常に体質に合わない。こういうのもストレス。

また男性たちは16歳から始まって32歳くらいまで一番盛んに愛を営むようにできているのに、最近の学校や社会の体制上、ひたすら勉強するか、社会基盤ができるまで仕事に追われることが多い。その期間に家庭で愛を充実させることなど事実上不可能。

そういう血気盛んなときに我慢するので、性欲挫折になったり、もしくは心がなくなってしまったり、暴力的になったり、そこに快楽を感じてしまったり、とにかく健康な感情というものが死んでしまったりする。

エナジーが循環できなかった結果そうなると。

愛と性は一致しないといけない。心と体が同じであれば循環する。健康を維持できる。心と体がひとつの状態で結ばれると、さらに力が生成される。

『陰虚火動』になると、そういうことで、バランスが崩れるから暴力に走ったり感情が枯渇し生活自体枯渇する。正常じゃない動画などにはまってしまう。なので健康な恋愛というものがなかなかできない。

・・・そして男性たちは48歳ころ、おおきな転換期を迎える。

仕事がなくなったり、解雇されたり、家族となにか通じなくなったり、会話がなくなったり。経済活動というのも宇宙の創造作業で、それが喜びにならないと苦しい、病気になる。お金のためだけに仕事するというのは長く続かない。無理がくる。そこになにか宇宙と通じるものがないといけない。

がしかし

男性40代がもっとも天地と共感できる年でもある。

『水昇火降』さえなされたらそのころの男性は実ることができる。自由人を充実させながら大成功することもできるとき。

そしてそれら実らせたものを次の代へ残し、人生を締めくくっていく。

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よく世間で唱える純潔ですが、微妙に男性たちの体質に合わないんだろう・・・と思う。

以前、書いたけど、男性たちは浮気しても普通に本妻のもとに帰ってきて、その後も普通に暮らすと。

別に悪気もない、体質、精によって普通に起きた現象。その新しい生命によって決定される内容なんでしょう。

家族の絆とか家族愛ってものを重要視する人間界だから、純潔を願うのでしょうが、人間のつくりがそうなっていないので、浮気などの問題が昔も今も後をたたないんでしょう。

きっと今後もおなじように・・・。

こういう東洋医学系の内容が現代の西洋宗教の教えと合わないので、あまり注目されないのでしょうが、私の場合、どちらかというと、この自然科学の方が真実に近いんじゃないかと思うものです。