僕たちアラフォーのラガマフィン(レゲエ狂)は

 

「男は黙ってスレンテン」と

 

教育されて育ちました

 

 

 

 

すれんてん?

 

 

 

 

スレンテン(SLENGTENG)とは、、

 

、、

 

ここでスレンテンの説明をすると長い長い記事になってしまうので、、

 

簡単に  

 

 

 

 

1985年頃にJAMAICAで作られたバックトラック(オケ、リディム、ビート)で

 

何度も世界中でリメイクされ、もちろん今でも世界中で愛されるモンスタービートです

 

大先輩レゲエDeeJay“CHAPPA RANKS”さんが詳しく分かりやすく記事にされているので

 

スレンテンを詳しく知りたい方は是非

 

RIDDIM 研究 その5「Sleng Teng Riddim」

 

さすがです

 

 

知らないことばかり、、

 

 

そしてこれも面白い記事ですよね

 

Casiotone MT-40の謎に迫る。〜スレンテンの真のオリジーネーター〜

 

 

続編も面白いのでググってみてください

 

 

 

 

 

そして本題

 

どちらの記事にも登場するんですが

 

そのスレンテンが誕生するきっかけとなる楽器、

 

CASIO社から1981年に発売された

 

“Casiotone MT-40”

 

 

この楽器がデジタルレゲエの始まりなんて神秘的ですよね

 

 

僕が持ってる個体の製造年はわからないんですが

 

僕の生まれ年が1981年なので“Casiotone MT-40”とはタメ、

 

ビヨンセ、雪見だいふくもタメ、

 

松坂世代は一個上、

 

NIKE AIR FORCE 1は一個下ですね

 

、、、

 

 

 

これくらいボタンやつまみが少ないと触ってればなんとなく使い方わかるんですが

 

「ドを押してるんだけどミの音がするんだけど、、」

 

「なんか押しちゃってさっき引いてた時と音色違うんだけど、、」

 

みたいな時がありまして

 

ググったらこんな有名な楽器、使い方くらい何件も出てくるだろ、、

 

 

 

、、

 

 

 

いや、出てこない出てこない、、

 

検索の仕方がまずいのか、、

 

 

 

んー

 

 

 

そして決心しました

 

“Casiotone MT-40”を最近買ったあなた、買おうと思ってるあなたのための

 

俺なりの【初心者のためのMT-40取り扱い説明書】

 

スレンテンに寄り添いながら

 

ここに残したいと思います

 

今回もあくまで、初心者向け『俺なりの』です

 

それでは!!

 

 

 

 

 

 

動力は単一電池が5本

 

屋内で普通に使うならアダプターを使うのがいいと思いますが

 

なんせビンテージキーボード、付属は難しいと思うので

 

現行で売ってあるCASIO純正のAD-1JLを使うことができます

 

 

オンオフは表側右上

 

 

ボリュームは表側左上

 

 

一番左上の格子状の部分は小さなスピーカーなのでこの時点で音出ます

 

子供が喜ぶくらいの音量しか出ません

 

volumeをmaxに近づけすぎると音が割れてしまうので

 

個体個体で注意してください

 

個体によってはボリュームにガリが出るケースが多くあるようですが

 

なんせ約40年前の電子楽器なので個性ということで落とし所をつけましょう

 

 

 

後ろ側にはRCA(モノラル)のラインアウトと

 

標準プラグのヘッドフォンアウト(モノラル)が付いてます

左から電源、ラインアウト、ヘッドフォンアウト、

 

そして一番右はチューニングつまみ

 

 

 

「ドを押してるんだけどミの音がするんだけど、、」

 

の時はチューニングつまみをいじってしまった場合だと思われるので

 

もう一度チューニングつまみでチューニングしてください

 

逆にチューニングつまみを使ってトランスポーズ出来るということが言えるので

 

必要な時は是非

 

 

 

表側のsustainとvibratoのオンオフはその名のとおり

 

サスティーンとビブラートのオンオフです

 

 

 

普段鍵盤を弾く時はmodeをplayにします

 

デフォルトでelectric pianoの音が出ます

 

音色を変えたい場合はmodeをsetにすると

 

各白鍵盤が音色を決めるスイッチに変わるので

 

演奏したい音色の鍵盤を押してmodeをplayにすると

 

最後に押した鍵盤の音色に変わってます

 

tone memoryはその選んだ音色を4つまで記憶させることが出来ます

 

現代のシンセサイザーのような音色には当然なりません

 

チープな音色ばかりです

 

それがこの楽器の味、醍醐味なのです

 

 

 

 

「あれ、スレンテンを引きたいんだけど音色にbassないじゃん」

 

 

 

 

そうなんです

 

ないんですというよりメインキーボードであの音は出ません、、

 

どういうことかというとスピーカーの下、

 

何か小さいキーボードらしきものが付いてます

 

bassと書いてあるではないですか

 

そうなんです、ここがあのファットなベース音が出るキーボードなんです

 

 

 

 

しかしラインで出力してスピーカーで大きな音で聴いてもスレンテンのような

 

ブリブリしたベースは出ません

 

僕の憶測ですが

 

この音をまんま使ったと話は伝わってますが

 

他の60Hzを中心とした他のベース音と混ぜたか

 

あるいはエコライザーを使って振動音を作ったか

 

あるいはその両方かでスレンテンのベース音は作られてると思います

 

 

 

 

そして有名な話、

 

「スレンテンはCasiotoneのプリセットで出来ている」

 

この場合のプリセットとはボタン1つであの

 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

 

のベース音が自動で流れるということです

 

僕もMT-40を触るまで半分信じてなかったのですが

 

 

 

本当だったんです

 

 

 

その方法はこのセクションで行うことが出来ます

 

まずrhythmをrockに合わせます

 

そしてrhythm/bass volmeを10時〜11時まで回します

 

だいたいで大丈夫なんですが上げすぎると音が割れます

 

start/stopを押します

 

そうするとキック、スネア、ハットの単純な8ビートが流れます

 

ここでtempoつまみで速さを調節します

 

だいたいこれも10時〜11時、BPM82とかが一番いいんですが

 

自分が感じるスレンテンの速さで大丈夫です

 

そしてsynchro/fill inを一度押してbassキーボードをどれでもいいので押すと

 

引いてもないのに

 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

、、、、、

 

自動演奏!!

 

もう一度synchro/fill inを押すとスレンテンの一番初めに入ってる音、

 

トタタタタタタタ

 

に似てるフィルが入ってまた

 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

ドダダダドダダダドダダダダーダー 

、、、、、

 

が自動で流れます

 

 

 

 

ラガマフィンは感動することでしょう

 

そして感動が収まらぬうちに

 

rhythmでrockモードの他も試してみてください

 

「あっコレも聞いたことある」的なメロディも入ってます

 

 

 

 

「あー“MT-40”欲しくなってきた、どこに売ってあるんだろ、、」

 

 

 

 

もちろん40年前に発売された楽器、街の楽器店に売ってありません

 

ヤフオク、メルカリ、ハードオフ、ジモティで探して買うのもいいんですが

 

僕のオススメは“organ69”というビンテージというよりレトロ楽器専門店です

 

ちゃんとオーバーホールして販売してるみたいです

 

どこで買ってもちょっとお高いんですが

 

ロマン代として一台所有してみてはいかがでしょうか

 

 

 

 

 

ドラム、ベースを自動で鳴らしながらelectric pianoとかで

 

ウンチャウンチャ、、、

 

と裏打ちでも引こうものならこれであなたも

 

KING JAMMYかMANU DIGITALか