都市型狩猟採集生活 at dommune | zuka b l ogood

都市型狩猟採集生活 at dommune

$zuka b l ogood

$zuka b l ogood

水曜日にグッチに誘われてNANOOKとDommuneに
建築家坂口恭平の講義「都市型狩猟採集生活」の話を聞きに行った。

ドミューンは行って見たかったというのが動機だけれど
講義はなかなか考えさせる内容だった。
自分の価値観がまた一つ貯金させられた感じ。勉強させられました。
カウンターカルチャーの発信地だけあって内容もドスンときた。

上記のアイコンは始め、岡の上でラッパーがマイクを握っているものなのかな?
と思っていたのだけれど、そうではなかったみたいだ。
「土手の上で都市型狩猟採集生活者が訴えている」という事を
イメージしたものだと思う。

坂口恭平という建築家も名前だけは知っていたけれど
、具体的にどんな事をやってる人か、ここで初めて知って
すごい人だな(オルタナティブな意味で)と関心した。

坂口恭平は建築をしない建築家である。
既存にある建築にアンチを投げかけることで本当に豊かな生活環境や
くらしは何なのか?といったライフワークをしている人である。

そして都市型狩猟採集生活の提唱者である。
都市型狩猟採集生活とは、すなわち
都市の恩恵(人が出すゴミや都市の自然を採集する)
を受けて、お金を使わないで生活するスタンスである。

誤解があるかもしれないけれど、ホームレスではない。
都市型狩猟採集生活者はそもそも
通貨をトレードして生活するシステム化された社会に疑問を抱き
自ら0円で生活するスタンスを取っている人々のことである。

今まで、都市型狩猟採集生活者を親密に取材した人がいない為に
坂口氏のせいでその価値観が浮き彫りになり波紋を呼んでいるのである。

0円でもちゃんと。もとい、素晴らしい生活が出来ているから驚きなのだ。
山に行かなくてもそこにサバイバルの要素が転がっているのである。
彼らは0円で生きることにプライドをもっているのである。

この提唱は東京都の上層部まで浸透しつつあるという話も素敵だった。

金を使う事が当たり前の生活だと信じきっていた自分にとって、
とにかく思いもつかなかった価値観である。

自分の人生や偏見を見直すとても良い機会になった。

坂口氏と一緒にコメントしていた都市型狩猟採集生活者の鈴木さんは
終止、観覧に来ていた女性の人と笑顔で会話をしていた。
とても紳士的で、ハットの似合う爽やかな感じが好感を持てた。

宇川氏は坂口氏を都知事にするまでUSTするぞ!と意気込んでいたのが微笑ましい。

http://www.0yenhouse.com/house.html

ドミューン内部は聞いていた通り天井も低いし
ドリンクカウンター含んでも
20畳くらいしかないんじゃないか?!と思う。
狭かった。しかし、
最新の機材が揃っていてスピーカーも迫力がある。
あの狭いコンクリートのフロアで聞くDJはまたひと味違った
楽しさがあった。


そして
Dommuneから渋谷へ歩く道中で友人2人の0円生活に対する情熱的な考えや
「坂口恭平がどうして面白いと感じるか」といった話で盛り上がった。

また空が高くなった夜だった。