大空に絵を描こう | ふるすいんぐ・ふるしょっと!!

  新年の記事で・・

  僕が敬愛するブロガーさんのひとり、☆356☆ さんよりこんなコメントを頂けた


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  4. 無題

明けましておめでとうございますo(^▽^)o
今年もよろしくお願いいたします(。-_-。)

~中 略~

今年は、TKさんがどんな練習方法で上達したかの記事をお願いします(^O^)
出来れば、シリーズでお願いします(。-_-。)

☆356☆ 2012-01-04 10:43:20                 >>このコメントに返信
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僕がゴルフクラブという分不相応なモノを握って、9年が経った・・



この9年間、然したる武勇伝もなければ、利休さんのように「池に同じ球を2度入れる」というオイシイ話もない・・



そして、僕がこの「お願い」を聞き届けると、あるリスクを背負うこととなる・・



つまり、僕はすでに上に達した者という前提において書かかねばならない・・
なんとも甚だしく、背筋に一滴の冷ややかな汗が流れ落ちるではないか・・



「俺はこうやって上手くなった!TK、9年目の真実!」
「こうすれば上手くなる!TK式熟達練習法!」



いやいや・・おかしいよ・・この展開・・



反感を買うタイトルならいくらでも思いつくから不思議なものだ・・┐( ̄ヘ ̄)┌



僕は上級者でも熟達者でもないが、僕が9年間の歳月で師匠に教わった練習法や、僕なりのコースでの考えを、356さんに頂けたキッカケを機に僕自身の確認としても記しておこう・・



シリーズとまではいけないが、「コース編」と「練習編」に分けて、今回は「コース編」で・・



興味のない方はスルーしてください<(_ _)>







僕はゴルフを始めて9年間、様々な「欲」と戦ってきた・・



ティーショットでドライバーを手にすれば、遥か彼方のフェアウェイに飛ばしたいと欲をかく・・
2打目からはどこからでも、とにかく少しでもグリーンに近づけたい、あるいは乗せたいとここでも欲をかく・・
アプローチではベタピンにつけることしか考えず、あわよくばチップインと、ここでも心は欲に支配され、パットではどこからでも1パットでカップに沈めたいと欲を張る・・



以前の記事で、練習を一生懸命やればこその“悔しい気持ち”というのを書いたが、練習をやったからこそ結果が欲しいと願うのは当たり前の心理、これが月一ゴルファーなら尚のこと・・つまり欲が出る・・



そして頭や心に湧き起こるこの欲という雑念は、本来の自分のスイングに何らかの影響を与える・・
・・とまぁ、ここまではゴルファーなら誰でも理解している・・



『スイング中に、何も考えないようになれば、それ以上の素晴らしいスイングはない』 



これは、帝王ジャック・ニクラスの言葉・・



何も考えないなんて無理だよ!・・・って今、言いました?



仰る通り・・・
考えないようにしようなどと考えること自体が不自然極まりないと僕も思うわけで・・
しかし、この帝王の言葉は僕にとって、大いなる意識改革の足掛かり的ヒントになった・・



「欲」とは必ず結果の前に生み落される・・結果を求めたり、憂いたり、期待したりと・・



ならば、意識や思考をを完全に結果の前に移動してみようじゃないか・・
どのように移動するのか・・



「弾道のイメージ」



僕はこれに終始することにしている
TV中継などで、弾道の軌道をCGで描くところを観たことがある人も多いと思う・・



あれと全く同じ放物線を、ショットの前にイメージし、それ以外のことは全く考えないようにする・・
いわゆる空に放物線の絵を描いて、そのイメージのままショットをしてしまうのだ・・



僕的にはこれは凄く効果があった・・雑念(欲)が生まれないのである・・
練習場通り、あるいはイメージ通りのスイングをしようということしか頭に浮かばなくなる・・



結果ではなく、“良いスイング”をすることにのみ集中力を傾ける・・
良いスイングをすれば飛ぶし、グリーンにも乗る、良いアプローチをすればカップにも寄るし、良いストロークをすればカップインする・・



自分の中にある“良いスイングやストローク”を引っ張り出すのは、結果の前の過程のイメージに、意識を瞬間移動させるのが、僕なりのコースでの意識の作り方である



結果をスコアの数字で換算せず、どれだけ自分のイメージ通りにショットやパットが打てたかを換算する・・
すると不思議とその数字に比例して、スコアも良くなっている・・



自分が放つショットのイメージしかないので、周囲のスコアも結果も全く気にならない・・
僕的に憧れる「強いゴルファー」の完成型である



これは万人向けの方法ではないかもしれない・・



もし皆さんが、次回のお遊びラウンドの時にでも、頭の片隅に「あ・・そういえば・・」的な感じで思い出したときに試してみてはいかがだろうか・・




ダフッてもチョロっても、トップしてもシャンクしても・・




ゴルファーは、コースやグリーンに・・そして大空に絵を描けるアーティスト・・




みんなで今年も素敵な絵を描こうじゃない!



















第二部につづく・・