この二日間働きすぎと飲みすぎて
なかなかブログの更新ができていなくて、すみません。
さて、今日は「最終利回り」という単語について
しっかり説明していこうかと思います。
よく投資信託の債券ファンドなどで
最終利回り、直接利回りという表記がされています。
下記はグロソブの運用レポートです。
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/monthly/148013.pdf
(グロソブのレポートでは最終利回りを平均終利、
直接利回りを直利と表記してあります。)
レポートでは2ページ目に
最終利回り(平均終利)・・・2.79%
直接利回り(平均直利)・・・4.42%
です。
まず直接利回り(平均直利)、
これは債券からに利子を債券価格で割ったものになります。
利子÷債券価格=直接利回り(平均直利)
最終利回りは債券を満期までもち、債券がデフォルトしなかった場合の
得られる期待リターンです。
通常債券は額面100円ですが、市場で価格が動き、
80円だったり110円だったりします。
満期になると債券価格に関係なく100円で償還されます。
よって例えば満期まであと一年で、
利子収入が5%、債券価格が90円だと
(5+100)÷(1+最終利回り)=90円
というように最終利回りが出ます。
ですのでこのグロソブは実質的に期待リターンは
2.79%というわけです。
(もちろん為替は計算にいれていないので、為替次第でこのリターンも動きますし、
さらに債券がデフォルト(債務不履行)するとリターンが下がります)
なのでファンドをしっかり見る時は
最終利回りをみて、実質的な期待リターンをしっかり
チェックしましょう。
時々運用会社によっては、最終利回りが低いので
直接利回りだけしか載せていない詐欺っぽいことを
行っているところもあります。
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