昨日の夜は、人生で初めて映画の試写会に行かせていただきました。
2月23日(土)公開の『遺体~明日への十日間~』です。
まもなく東日本大震災から二年が経とうとしています。
この作品は、あのとき報道では伝えられなかった真実を、
石井光太さんのルポルタージュ『遺体 震災、津波の果てに』を元に映画化されたものです。
廃校となった中学校の体育館に作られた遺体安置所で、
次々と運び込まれてくる遺体に対して、同じ町の人間が検死・身元確認作業を行う。
悲しむ時間さえない中でも、遺体の尊厳を守ろうと奮闘する人々…
被災地から離れた場所で暮らしている人には想像もできない真実がまざまざと描かれていました。
災害の中でこそ見えてくる人間の死生観、人の繋がり…
≪あの記憶を風化させてはいけない≫
その思いで作られたこの映画は、ぜひおおぜいの人に見てほしいと思いました。
そして、復興支援に限らず、自分にできることについて改めて考える機会になればと思います。