おはようございます。マリアさとみです。

私の甥っ子は、出産時のトラブルで、
脳性麻痺で産まれました。
足と手に麻痺があります。

しかしながら、スプーンやフォークで
自分でご飯を食べられますし、
頭はとても良いので、
県立高校から大学へ進んでいます。

ある時、その甥っ子の話をした際、

お辛いでしょうね。

と、返されました。

お辛い?
どういうこと?

その方が目上の方なので、
それ以上言いませんでしたが。

貴女のそのお顔で生まれてしまい、
お辛いでしょう?

と、言われているのと同じではないでしょうか?

多分その方は、
ご自分の周りに、
そのような方が居ないのでしょう。

私達家族は、
甥っ子はこんな性格、その弟はこうで、
みたいに、思っていて、
甥っ子を可哀想とは思っていません。

人をどこで見るのか?

私たちは、往々にして、
標準なのはこれ、
と、決めつけがちです。

私が1つの命を生きているのと同じで、
障害を持って生まれた人も
全く同じ命。

甥っ子の日々は、
健常な人から見たら、
大変ですねーと思うのかもしれないけれど、
彼は彼の1日を過ごしている。

私は、甥っ子や、子供の病気で入院、手術を繰り返してきて、
多くの病と闘う子供たち、大人たちをみてきた。

自分の子供が病気にならなければ、入退院繰り返して来なければ、決してわからないことがある。

私の妹は、その子を特別扱いすることなく、普通と同じで育ててきた。
だから、甥っ子は、自分に誇りを持っているし、夢も持っている。

その甥っ子に、
お辛いでしょう?

言葉はある時刃物より鋭い。