手術予定の方、こちらをご参考にどうぞ》
《生理痛がひどい方、こちらをご参考にどうぞ》

内膜症はディナゲスト内服で長期安定してますが、まさかのうつになり1年以上が経ちました。

丸岡いずみさんの本「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」を再読「休むことも生きること」を読んだ。
うつのイメージが大きく変わる本だった。
私がうつになったのは不思議なことではなかったのだと初めて納得できた本。
自分がうつになったことを「仕方ないね」といい意味で諦めがついた本。
うつと診断されるまでの経緯が分かりやすく書いてあるのだけど、自分と共通点が多かった。

たとえば、
仕事にやりがいがあったこと
人生の最上位に仕事があったこと
努力して結果を出していく快感があったこと
打たれ強く芯が強いタイプだったこと
いつも全力投球だったこと
職場でも家でも緊張状態がずっと続いていたこと
やりたくて選んだ仕事というプライドがあったこと
人間関係に恵まれ職場の方ともコミュニケーションはとれていたこと(よくある職場の人間関係に悩んでいた背景はない)
自分はうつとは無縁な人間だと思っていたこと
寝付きが悪い、食欲が落ちた、お腹の調子が悪いなど、身体の異変に気づいても、心の異変と結びつかなったこと(私は、眠れない&食欲ないことを老化現象だと思い込み、下痢には慣れていた)
仕事上のミスはなく、周囲にもいつも通りに振る舞うので、周囲は異変に気付けないこと

などなど。
そして、これが私のうつの原因というものは1つではなくて、いろんなことが重なり合った結果、うつになるんだなぁと思った。

うつはこころの病気というよりは、脳の機能が低下する病気なんだなぁと改めて実感した本だった。

今は回復期で日によって波はあるけれど
いろんなことをやりたい気持ちになってうれしい。旦那と外出もできるようになってうれしい。
少しの時間なら親友にも会えるようになってきてうれしい。
時間をたっぷりかけていけば、少しずつ回復していく人間の自然治癒力ってすごいなと思う。
ひとりひとり回復に必要な時間は違うけど、自分の心が癒やされていくのを気長に待っていきたい。

【うつの方へ】
私は初めて丸岡さんの本を読んだ時期は、やっと本が読めるようになった頃で、なんとか楽になりたくて、藁にもすがる思いで読んだのですが、まだうつ症状が強かったため「丸岡さんはこんなに早く散歩にいけるようになったのに、どうして私は外に出たくないんだろう」と、丸岡さんと自分を比べては、落ち込むばかりで、読んで余計に辛くなりました。
だから、うつ急性期で今すぐ消えてしまいたいくらいの頃に読むより、ある程度、のんびり過ごせる時間も持てるようになってきた回復期以降に読むことを、個人的にはお勧めします。