既存の歯科医院の集患案について | 集患できる歯科看板コンサルティング 歯科医院看板変革日記

既存の歯科医院の集患案について

既存の歯科医院の集患案を検討する際に、まず始めにお伺いするのは、

①新しい患者様を増やすため

リピートの患者様を増やすため

自費治療の患者様を増やすため という目的になります。

単純に売上が減ったからといって、①~③を理解せずにする集患案はかえって逆効果を生む場合も出てきます。


①の場合は、まだ存在を知らない方たちへのアプローチになるため、看板の見直しを図ります。

その際に知っていて頂きたいのが、遠視・中視・近視の考え方になります。この考え方を知っていると、自院の看板にどのような欠点があるのかが明確になり、無駄のない看板の追加工事を検討することができます。

また、看板は老朽化するものです。汚くなった看板は当然清掃も必要ですし、また、看板のリニューアルの実施も必要だと思います。たかが看板、されど看板です。いかに院内で抗菌処理対策を充実しても、看板などが汚れていると、患者様はなかなか入りづらいものだと思います。

先日、リニューアルの工事をしている際に、全く同じ医院でも、雰囲気が非常に変化したため、医院が閉院したんですかと声をかけてきた患者様もいらっしゃいました。

看板だけを変えるだけでも、本当に雰囲気は変更することが可能です。


②リピート患者に関しては、一番は、先生方の腕によるものだと考えています。しかしリコールハガキだったり、予防歯科による再診予定の囲い込みなど、ある一定の決まりを作ることで、医院全体で取り込む仕組みの構築も可能です。

また、リピート患者を増やすことの喜びを共有することが、歯科衛生士・歯科助手・受付といった従事者のモラル向上にも役立っています。


③の自費治療に関しては、既存の看板では医療法の関係上、アピールが難しく、基本的には、ホームページやリーフレットにたよる部分も多いかと思います。

また、自費に関しては、院内ツールの充実も必要不可欠になります。今、挙げた3種の手段こそが、第5次医療法における広告規制の緩和の際に、広報とみなすと判断された方法となります。そのため、いかに自費治療比率を増やすかは、上記の3種を使い、判りやすく患者様に伝達することがキーワードになってきます。


目的が違えば、当然ながら集患へと取り組み方が変わります。しかし多くのお客様は、「看板を作りたい」とだけ話があり、看板を作ることを目的にしている場合があり、看板を作り終えると達成感を感じている先生方もいらっしゃいます。しかし基本的には看板を作ることが目的ではなく、看板を作ることで、患者様の集患することが目的だと思います。


既存の歯科医院の場合は、やり方が本当に無数にあるため、本当のポイントを理解する。そのことから始めないと、費用対効果は厳しいものになります。

ぜひご注意ください。