ヨダレカケです。
今年も残りわずかとなり、なにかと忙しない日が続きますが、来年は卯年ですね。私が研究している鹿児島県の海には、「ウミウサギ」と呼ばれる貝がいます。

$Hirogの業務日誌―広島大学総合博物館

ウサギのような白さから、その名前がついたと思われます。

$Hirogの業務日誌―広島大学総合博物館

裏はこんな感じ。

$Hirogの業務日誌―広島大学総合博物館

しかぁ~し!なんと水の中では、真っ黒なのです!!??外套膜(がいとうまく)いう膜で殻を覆ってるため黒く見えます。

$Hirogの業務日誌―広島大学総合博物館

左は、指でちょこちょこっと触ると、驚いて貝のなかに膜が収まっている最中のものです。サンゴを食べることで知られ、水の中では地味な存在ですが、中身は実に美しい宝貝です。

博物館も、黒い鉄板に覆われ外見は地味でも、中身は「キラッと光る」多くの皆様の輝く場所となるよう頑張りたいものです。