ヨダレカケです。
宮島展も無事、終了して片付けという時に、竹原実験所のO先生より「南方系のソウシハギが獲れた!」と連絡が入りました。これが、現在博物館の水槽で飼育しているソウシハギです。まだまだ、子どもで、20cm弱、体重は、36gほどでした。大きくなると1mを超えるものも見られます。




相模湾以南のサンゴ礁域に生息する種類で、相模湾までは、黒潮に乗ってやってきて、冬季には死滅するいわゆる「死滅回遊魚」だと考えられています。瀬戸内海にも過去に流入した報告があるようなので、よく言われる「温暖化」と考えるよりは、黒潮の流れが、微妙に変化したときに流入すると考えた方が良さそうです。いずれにしろ、なかなか見れるものではありませんので、この機会に是非どうぞ!なかなか慣れてかわいいです。私は、明日より、しばし調査に出かけます。