毎週、次男をピアノに送っていくようになって早くも6年目です。
だいぶあゆみはのろいけれど、
それなりに弾けるようになってくれています。
そのピアノの送り迎えの車の中でのこと。
いつもはかなり強気な人ですが、
昨日は違っていました。
「頭の中がごちゃごちゃになってる」そうなのです。
「何でごちゃごちゃになってるの?」と聞くと
「ピアノと、学校の宿題と、塾の宿題と、それと。。。プレゼン」
・・・(なるほど)
八王子市立第一小学校では、
6年生が商工会議所から融資を受けて仕入れをし、
それを路上販売する学習があります。
あすは、その商工会議所の方たちが学校にみえて
仕入れ資金を融資してもらえるよう事業計画書をプレゼンする日なのでした。
さらに、そのプレゼンは学校公開日に充てられているため
保護者たちも自由に見ることができます。
顔も知らない大人に向かって
できの善し悪しの判断もつかないような内容の事業計画書を発表し、
善し悪しを決めてもらう・・・
これはプレッシャーでしょうね。
班長(キッズショップに関しては、「社長」と呼ばれる)らしく、
責任を感じているのだろうと察しはつきます。
私は、「見に来ないで」と本人から頼まれたので
プレゼンは見ないで帰ります。
*八王子第一小学校キッズショップに関するネット記事
校長インタビューより
「キッズショップ」という事業がありまして、これは地域の商工会議所との連携の中で行っているものです。
6年生の活動になりますが、子どもたちがどんな「お店」を出したいかを話し合って、それについて、自分たちで事業計画を考えて、商工会議所から実際にお金、現金を借りてくるんですね。
これを元手に、地域のお店から商品を仕入れて、販売して、利子と一緒に返却して、利益が出ればその使い道について、子どもたちでまた話し合うというものでして、まさに「商売」そのものを体験するわけです。
これは商業がさかんな八王子らしい、ユニークな取り組みかと思います。
この「キッズショップ」は2005(平成17)年度からスタートしたもので、本校から商工会議所に話を持ち込んで始まったものなんですが、商工会議所の方にも本校の卒業生が多いものですから、スムーズに話が進んだそうです。
本当のお金を借りて、利子を付けて返すという体験ができる学校というのは、ほかにはまずないと思います。
毎年すぐに完売してしまうお店がほとんどですから、
後半に保護者の方が買える時間というのも設けているんですが、
「売り切れてしまって買えなかった」という声も沢山聞きます。
たまたま通りがかった通行人の方が、お金を払って買ってくださるんです。
プレゼンを見てくれていたお母さんから連絡いただき、
「融資受けられた!」
って次男が報告していたそうです。
よかった(´▽`)ほっとした!