マーク・ブキャナンの本です。知り合いに、前の「急に売れ始めるにはワケがある」マルコム・グラッドウェルと著者が一緒とまちがったことを教えてしまった。。。でも同じようなタッチで、理論派で思想を書いている。

今日、時間があればここに色々書き足していきますね。

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$たにののブログ-人は原子

訳者のまとめ
①人間は本質的には理性による論理的思考が不得手で、むしろ直感に頼って思考し、判断を下すこと。
②他者との関わりあいの中で学習し、適応していくこと。
③進んで人のまねをしようとすること。
④仲間との協調を志向する一方で、協調を目指す同じ論理に従って、よそ者に対しては盲目的な敵意を向けることがあると言うこと。

裁判でもそればかりを行う人は訓練されているが、訓練されていない人は直観的に判断してしまうかもしれないと訳者は警告しています。医療においても医療者から見て、まさかしないであろう90代後半の方の蘇生術を、家族がそんな場面に遭遇したことがないために希望してしまうようなことがあったりします。また、その逆で、一般常識としてそれはないだろうと言うことが、医療界では当たり前のように行われていて、新聞を賑わすことがあります。

専門家と非専門家が、理性的な部分と直感的な部分とを埋めていく作業が必要でしょう。ただし、技術の進歩によって、再生医療や移植医療など分かりにくくなってきていることも多く、時間もかかります。