メルセデスは、2016年F1マシン『W07』を正式発表した。
2014年の新しいパワーユニット導入から圧倒的な強さをみせるメルセデスは2014年マシン『W05』、2015年マシン『W06』でタイトルを2連覇。
新車W07は、それらの正常進化版であり、突起のないショートノーズが特徴的。カラーリングはブラックの割合が増えて、より精悍なルックスとなっている。
すでにシルバーストンでW07のシェクダウンを完了させているメルセデスは、プれシーズンテスト初日の22日（月）にルイス・ハミルトンが走行を担当する。
-Source: F1-Gate.com
メルセデスAMG「 W07」スペック
■シャシー
型式：F1 W07
モノコック：カーボンファイバー&ハニカム･コンポジット構造
ボディワーク：カーボンファイバー･コンポジット/エンジンカバー、サイドポッド、フロア、ノーズ、フロントウイング、リヤウイング
コクピット：カーボンファイバー･コンポジット/着脱式各ドライバー専用シート、サベルト製6点式セーフティ･ベルト、ハンスシステム
セーフティ･ストラクチャー：コクピット･サバイバル･シェル/耐衝撃構造＆進入防止パネル、フロント/サイド/リヤのインパクト･ストラクチャー、フロント＆リヤのロール･ストラクチャー
フロント･サスペンション：カーボンファイバー･ウィッシュボーン、プッシュロッド式アクティベート･トーション･スプリング＆ロッカー
リヤ･サスペンション：カーボンファイバー･ウィッシュボーン、プルロッド式アクティベート･トーション･スプリング＆ロッカー
ホイール：アドヴァンティ製マグネシウム･ホイール
タイヤ：ピレリ
ブレーキシステム：カーボン / カーボンディスク＆パッド with リヤ･ブレーキ･バイ･ワイヤ
ブレーキ･キャリパー：ブレンボ製
ステアリング：パワーアシスト･ラック＆ピニオン
ステアリング･ホイール：カーボンファイバー
エレクトロニクス：FIA標準ECU＆FIA公認エレクトロニック＆電子システム
計器：マクラーレン･エレクトロニクス･システムズ（MES）
燃料システム：ATL製ケブラー強化ゴムタンク
潤滑油：ペトロナスTutela
■トランスミッション
ギヤボックス：8速+リバース with カーボンファイバー製メインケース
ギヤ･セレクション：セミオートマチック･シーケンシャル（油圧式）
クラッチ：カーボンプレート
■サイズ
全長：4,800mm
全幅：1,800mm
全高：950mm
重量：702kg
■パワーユニット 構成
型式：メルセデス･ベンツPU106Cハイブリッド
最小重量：145kg
パワーユニット構成：
内燃機関/エンジン（ICE）
モーター･ジェネレーター･ユニット･キネティック（MGU-K）
モーター･ジェネレーター･ユニット･ヒート（MGU-H）
ターボ･チャージャー（TC）
エナジーストア（ES）
電子制御（CE）
■パワーユニット
ドライバーあたりの年間使用可能数：4基（年間レース数が20を超えた場合は5基）
排気量：1.6リッター
気筒数：6
バンク角：90度
バルブ数：24
ICEの最大回転数：15,000回転/毎分
最大燃料流量：100kg/時間（約10,500回転/毎分）
燃料噴射方式：高圧縮直噴（1つの噴射機/シリンダーあたり最大500バール）
過給機：同軸単段コンプレッサー、タービン
エキゾースト･タービン最大回転数：125,000回転/毎分
■ERS（エネルギー回生装置）
構成：モーター･ジェネレーター･ユニットによるハイブリッド･エネルギー回生
エナジーストア：リチウムイオン･バッテリー（規定重量の20kg）
ラップごとの最大エネルギー蓄積量： 4MJ（メガジュール）
MGU-Kの最大回転数： 50,000回転/毎分
MGU-Kの最大出力： 120kW (161馬力)
MGU-Kのラップごとの最大エネルギー回生量：2MJ（メガジュール）
MGU-Kのラップごとの最大エネルギー放出量：4MJ (メガジュール/33.3でフルパワー)
MGU-Hの最大回転数： 125,000回転/毎分
MGU-Hの最大出力：無制限
MGU-Hのラップごとの最大エネルギー回生量：無制限
MGU-Hのラップごとの最大エネルギー放出量：無制限
燃料：ペトロナス Primax
潤滑油：ペトロナス Syntium
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