佐田意識研究所のHPより抜粋させて頂いたマインドスパの説明文です。
今ではよく知られている「脳波と精神活動の関係」の基礎は、19世紀後半、ドイツの生理学者ハンス・バーガーによって発見されました。
しかしアルファ波の研究は、1960年代、アメリカのジョー・カミヤらが、禅僧の瞑想中の脳波を計るまで待たなければならなかったのです。
それまでの脳生理学における常識では、「目覚めているときは、ベータ波が優位になる」でした。しかし、ジョー・カミヤの計測した「禅僧の瞑想中の脳波」は、「禅僧が目覚めている」にもかかわらず、アルファ波の優位を示したのです。
当時、この発見は革命的でした 。そこから、アルファ波と悟りの関係についての考察も始まったのです。この発想は、いかにも西洋的ですね。しかし、その後の調査が進むに連れ、「アルファ波優位の意識が、必ずしも悟りとはかぎらない」という見解が関係者に広がりました。
が、新たに「アルファ波の優位なときに、学習効率が躍進する」ことも発見されたのです。以後、アルファ波を出す訓練をして、記憶力・スポーツ能力の向上など、まだ人の中に眠っている「潜在能力を引き出すトレーニング」が、各方面で研究されるようになりました。
ジョー・カミヤらによる「アルファ波の効能」が発見される以前の1940年代後半、神経生理学者のW・グレイ・ウォルターは、「点滅光で視覚を刺激する」と「脳波が点滅リズムにシンクロする」のを発見していました。
このように「規則的なリズムの感覚刺激」によって、脳波が追随する性質を、ブレイン・ウェーブ・エントレインメントと呼びます。ライト&サウンドマシンの主な原理です。
簡単に説明すると…。たとえば、1秒間に10回の「ピカピカ点滅する光」をまぶたに当てるとします。すると脳の視覚野から、同サイクルの「10ヘルツの脳波」が出現します。
しばらくすると脳全体が、その10ヘルツの脳波にシンクロしていくのです。「10ヘルツの脳波」は、リラックス時や瞑想中に出る アルファ波 の周波数帯域です。これが原理です。
マシンが生成する「点滅サイクル」は、目的とする意識を誘導するように最適化され、プログラムされています。こうして誰もが、特別な訓練なしに、アルファ波トレーニングを行えるようになるのです。
当時のウォルターの研究装置は大がかりでした。その後、テクノロジーの発達で、小型化していき、現在のトランプケース大のライト&サウンドマシンに至ったのです。またLEDがまだ無い当時の研究室では、被験者から離れたところでストロボを連続発光させ、点滅光を作っていました。
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