知人からメールがきました。
とても胸をうたれ、涙がながれました。
皆様にも、お届け致します。
一本の映画を観たのと同じくらい人を感動させるＣＭがある。
インターネットで偶然に見つけた海外のＣＭだ。
映像と音楽だけで、一切台詞はない。
４、５歳くらいの可愛い女の子が一人でお留守番をしている。
家族が帰ってくるのを待ちわびている様子。
急に跳ね起きて窓の外を見る。
何かを見つける。
きっと家族が車で帰ってきたのだろう。
突然女の子は洗面台に行き、ハサミを取り出して無造作に自分の髪を切り始める。
どんどん切っていく。
玄関に駆け寄りドアを開ける。
お父さんとお母さんとそして大好きなお兄ちゃん。
トラ刈りになっている女の子の髪に驚く３人。
お兄ちゃんにそっと差し出した女の子の手には、ぎっしり握られた髪の毛が。
それを受け取ったお兄ちゃんは、代わりにかぶっていたキャップを妹に。
するとお兄ちゃんの頭は、一本の毛も残っていない丸坊主だった。
おそらく病気の治療の副作用によって抜けてしまったのだろう。
この瞬間、今まで謎だった女の子の髪を切った行為の意味を知る。
闘病生活をしていた大好きなお兄ちゃんの頭を窓から覗いた時に見つけて、自分のできる最善のプレゼントをしたのだ。
その深い愛情に、屈託のない笑顔に思わず涙があふれてくる。
もちろん切られたその髪は何の役にも立たないかもしれないが、これ以上の愛情表現はないだろう。
自分の大切なものを手放してでも相手の為にというこの犠牲愛は、人間がとれる最も美しい行為ではないだろうか。
世の中がこんな素敵な愛情であふれたら！
一人一人が自分にとっての最善ではなく、自分のとれる最善を尽したら！
わずか５０秒のＣＭを観てそう感じる人はたくさんいるだろう。
興味のある方は是非見て欲しい。
邦題で「おかえり、おにいちゃん」という、スペイン・バルセロナの小児癌救済協会のＣＭです。
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