Static FBMLの使い方
前回は、Facebookアプリを使って
ファンページのコンテンツ(カスタムタブ)を増やす一例を紹介しました。
しかし、様々なFacebookアプリに頼らずとも、
HTMLやCSSの知識がある方なら、「Static FBML」アプリを使って
自分の思うようにカスタムタブを作ることも可能です。
Static FBMLは、Facebookが開発した言語で、
Static Facebook Markup Language(以下、FBML)の略称です。
ファンページに動画などのコンテンツを埋め込んだり、
Facebookの機能を利用できたりするほか、
ほとんどのHTML/CSSも使用可能なため、
カスタムタブを自由にデザインしたり、
アプリケーションを追加したりすることができるようになります。
通常のHPに比べていくつか制限はあるものの、
(例:flashやjavascriptは自動実行できない)
ファンページにおいて、
個性的なページを作るのに非常に有効なものと言えそうです。
以下に、作成方法についてまとめたページをいくつか紹介します。
・Facebookファンページにオリジナルデザインのコンテンツを加える方法|かちびと.net
ファンページの作り方から、Static FBMLの追加の仕方、
さらには海外のStatic FBMLデザインギャラリーや
無料テンプレートページの紹介もあります。
・FBMLでファンページに動画を入れよう|Social Media Experience
Static FBMLでYouTube動画を埋め込む方法が解説されています。
カスタムタブでは<iframe>タブが使用できないため、
通常のWebページのやり方では
YouTube動画の埋め込みが出来ません。
・FBMLを日本語訳しました
FBMLの技術仕様
(http://developers.facebook.com/docs/reference/fbml/)を
日本語化した原稿PDFを配布しています。
いいねボタンを押すことで、ダウンロードURLが表示されます。
さて、ここからは技術的な話を。
カスタムタブを作成する際、
CSS(スタイルシート)が使用できるのですが、
困ったことにインラインで記述する必要があります。
(例:<p style="margin:10px;">)
ネットで情報を検索すると、
日本語サイトはおろか海外サイトでも間違いが多いのですが、
CSSをベタ書きするとIEではスタイルが反映されません。
また、<link>タブで外部からCSSを読み込む形にすると、
"margin"などの一部のスタイルが反映されない現象が発生します。
(Firefoxで確認、他ブラウザ未検証)
SEとしては管理もしにくくて非常にイヤではあるのですが、
現状ではタグにひとつずつインラインでスタイルを設定するのが、
思い通りのデザインを実現するには必要なようです。