私の妻が友達の家の内覧会とかに行くと決まって言うセリフが
「目がチカチカする」
とか
「匂いがすごい!」
です(笑)
自然素材の家は木の匂いがずっとしますが、新建材が多い
家はすぐわかります。
新築当初は、ハウスメーカー側でホルムアルデヒドを消す
スプレーなどで対処しますが、後々、発散してきたりもします。
「ホルムアルデヒド」
と言えば、シックハウス症候群の原因ともなる物質で、人体へは、
粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、
目、のどなどの炎症を引き起こします。
皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、
炎症になりますが、この「ホルムアルデヒド」を水に溶かしたものが、
標本などをつくるときに使う
「ホルマリン」
です。
建築基準法によりホルムアルデヒドを放散する建材の使用制限が
設けられていて、建材には、
F☆
から
F☆☆☆☆
までの放散量によるランクがあり、
F☆☆☆☆
がもっとも放散量が少なくなっています。
WHOや厚生労働省により 0.08 ppm の指針値が設けられているが、
性能規定や指針値を超えた場合の罰則等はありません。
シックハウス症候群が多くなった原因の一つとして、住宅の極端な
高気密化があげられています。
気密性を高めることは、確かに冷暖房効率を良くする上で有効な
手段ですが、機械換気ではどうしても換気不足になってしまいます
ので、シックハウスになりがちということになります。
したがって、
気密性の高い家ほど、換気もさることながら、そもそも
シックハウスの原因になるような物質を含まない建材で
家をつくる必要があるのです。
自然素材ではない家を新築やリフォームした後に、どうも体調が
優れないとか、いう場合は一度シックハウスを疑ってみる必要も
ありそうです。
ホルムアルデヒドは検査キットで比較的簡単に測定できますので、
一度、計ってみてはどうでしょうか?(^_^.)
検知管 #91LL ホルムアルデヒド 169-80-05-02