雪国の常識・東京の非常識 | 私が家を建ててから10年経ちました!」

私が家を建ててから10年経ちました!」

妻や子供のために秋田県で念願のマイホームを建ててから早10年♪果たして後悔はないのか?家造りの本音がここにあります!!

東京では3日の雪が今日の朝には凍結して、転ぶ人やらスリップ事故やら大変だったみたいですね。


雪国の人間は歩くにしても、車にしても雪には慣れていますが、それは底がイボイボの靴を履いていたり、スタッドレスタイヤを装着していたりしてのこと。


凍結した路面で普通の革靴や、ノーマルタイヤは絶対使いません。


秋田出身でフジテレビの「特ダネ」で有名な小倉智昭さんもご自身のブログで雪道の安全な走行法について披露されているみたいです(笑)


東北出身の小倉智昭 大雪の東京の運転事情に苦言


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さて、秋田など北東北以北では冬場メインの暖房にエアコンを使わないのは常識です。


春先や秋口なら使っている方もいますが、冬のメイン暖房には使えません。


東京なら一冬エアコン暖房だけで過ごす方も多いのではないでしょうか。


では、どうして、厳寒地ではエアコン暖房は使えないのか?


エアコンというのは夏場は室外に熱を追い出し、室内に冷気を出しますよね。


暖房の場合は、これと反対になります。


つまり、室内に温風を送ると、室外は冷風が出ます。


また、室内と室外の温度差が大きいと、熱を運ぶ効率が下がります。


夏は外気温35℃室内は25℃で、温度差は10℃ですね。


冬は外気温-10℃室内20℃で、温度差は30℃です。


夏の3倍の温度差です。


さらに、冬の室外機は外気より更に低い冷風を出します。


ただでさえ、氷点下なのにさらに低い冷風を出すわけですから、室外機には霜が付きます。


の冷蔵庫の冷凍室と同じですね~(^^;


霜が付くと熱の吸収能力が落ちますから、何らかの方法で、霜を溶かさなければなりませ


この霜を溶かす方法として電気ヒーター※を使いますので、これに電力を消費するわけです。

したがって、エアコン(ヒートポンプ)式暖房は雪国など氷点下が普通の地域では効率が落ちてしまうんですね。


技術の進歩で年々改良されてますが、ヒートポンプ式の原理的問題があるため限界があります。


同様の理由で、ヒートポンプを使った給湯器である”エコキュート”も雪国では効率が悪くなります。

逆にいうと雪国でも春や秋などの朝晩にちょっと暖めたいという程度の使い方なら問題ないということになります。


暖房器具も給湯器も仕組みを理解して上手に使いたいですね(-_- ) ウンウン


※原理的には電気ヒーターと一緒ですが、実際は冷房運転(室外機に熱を放出する)に近い方法で霜をとります。



●リビングにエアコンはありますが、冬は冬眠です。。。(-_-)ネムネム

参考サイト

気温が氷点下にならない場合はエアコンで暖房する