マフィア夏企画『夏電戦』に参加させていただいてる物のお話になります。
お子様お借りしました。
やえぴっちょぶ様のセールイちゃん
ハト様のハスキーさんでお名前だけ
ざくろ様のジキルさん
りんりん様のウロボロスさん
ざくろ様の文章も使わせて頂いております。
不都合があれば直しますので!!
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『B.O.B構成員が持つウイルスプログラム「A.P.Sー259」を破壊するためにルーマニアに全員出動。遅刻したら皆からパチキ一発な。』
その文章を目の当たりにしてメール文の両方を見比べながら眉間にシワを寄せ目をつむる。
毎回どうしてこうも隊長は唐突なのか。もっと早くに連絡をくれればもうルーマニアについて争奪戦に加わっていたハズなのだが……むしろ俺が皆を連れていったのだが……そんなこと思っても後の祭り。ケルベロス自体唐突に旅行(任務)が入ることが多いのだから、毎回こう行動が読めなかった自分が悪いのだと喝を入れ、隣にいるセールイを見る。
どうやらここに彼女と二人だけということはベネディクトもジキルもウロボロスももう行っているらしい。この3人…特に2人からパチキを食らったら重傷は免れない。確実に。
彼は背筋にひやりと汗が流れるのを感覚を感じ、これはいかんと早速準備を始める。
「セールイも乗って行くだろ?」
そう問えば少し迷った結果、コクンと頷いた。
オットの持っている最速の航空機を使い(燃料が馬鹿高いのであまり使えないが緊急自体なので仕方がない)ルーマニアで必要になるであろうバイクを乗せる。
そして自分の後ろにセールイを乗せ国を飛び立ちルーマニアに向かう。
B.O.Bからの攻撃や他国の軍隊に見付からないよう、視察用のステンレス製の航空機を選んだが……若干まだ音が抑えきれていないので周りを注意しながら進んではいたが、あっさり国境を越えルーマニアに着いてしまった。
敵は空中を警戒していないのだろうか?などと考えつつ図体の大きい航空機を山の中に隠す。
そこからバイクで移動しようと跨がったが
「……何処に向かえばいいんだ?都心か?」
「で、いんじゃないかしら?」
ケータイに入っている地図を見ながら赤い点と青い点探しつつブカレストに移動する。
するとブカレストに近づいたところで、私はここでバイバイ、と彼女はバイクから降り建物の間の暗闇にのまれて行った。
そういえば、とふと思う。ケルベロスは一緒に行動する方が確かに珍しかったのだ。一緒に行くかと声をかけなければまず一緒に行かなかったかもしれない。
そりゃあ俺に送ってくれなんて頼むわけないわなと一人納得し、都心に向かおうとギアをニュートラルからロー入れたところでケータイが鳴る。文字盤を見るとどうやらハスキーからのようだ。
もしやルーマニアに来たから早速パチキ食らわすぞ連絡ではないよな?等と思い、ゴクリと大きく唾を飲み込み電話に出る。
『夜にすまない、オット
運んでほしいものがある』
その思いは杞憂に終わったようだ。
慎重そうに言う彼の口からはパチキのパの字ではなく別の言葉が耳に届いた。
to be continued――
■補足■
すいません時間錯誤で(^p^)セールイちゃんとオットが一緒にルーマニアに来たけど別々に行動しました。
そしてようやくオット仲間入りです。遅くてごめんなさい。ついでに文章どうやって書くのか知らなくてすいませ……
一応オットの移動手段はバイクになります。いろいろと改造してあるので走りながら攻撃してきます。因みに音は静かと普通にブルンブルン鳴らすことが可能です。なぜなら静かすぎるバイクなんて怪し過ぎるので近づく時のみ静かな音に切り替えます(^p^)