2017年2月27日

早いもので、じいちゃんが旅立ってしまってから
3週間が経ちます。

そして ちょうど1カ月前の今日は
一旦じいちゃんの呼吸が
止まりそうだったので
家族みんなが病院に集まりました。

院長先生が言うには
身体が若いかったからあの時はじいちゃんは
戻ってくることができたらしいです。
経験上、80代だったらあのままでしたよと。

じいちゃんは74歳でしたが
70代って まだまだ若いんだなと思いました。

じいちゃんが一旦戻ってきてくれたお陰で
私達家族は3年ぶりに全員揃うことが出来ました。

じいちゃんは
「よかった。みんなが居てくれて」と
顔を手で覆って泣いていました。

そんな風に涙を流すじいちゃんを
見るのは初めてで
私はただただ呆然としていました。

あの日から
じいちゃんの苦しみも増していきました。

5日後にずっと眠った状態になるまで
じいちゃんの姿を見るのが本当に辛かった。

それにじいちゃんから
「死」という言葉を聞きたくなかったです。
何と声を掛けてあげればいいかわからなかった。
少しでも何か学んでおくべきでした。

余命も正直にじいちゃんに
告げるべきだったのかも知れません。
体が終焉を告げているのに
心がついていけなかったのかも…。

唯一良かったと思えたことは
じいちゃんが個室に移ることができたので
家族が付き添えたことです。

じいちゃんは頻繁に
いろいろな飲み物を
少しずつ欲しがったので
要望に細やかに応えてあげることは
家族にしか出来なかったことだと思います。

今回の経験から
病気になった場合にどうするか
延命措置を含め本人と
あらかじめ決めておいた方がよいと痛感しました。

特にガンになってしまった場合の余命ですが
本当に知りたいか本人に聞いておくべきでした。
病気になる前に。

家族が
余命を告げないこと
眠らせる薬を使うこと
延命措置をしないことを決めてしまったので
じいちゃんは状況がわからなくて
不安だったかもしれません。

ごめんね。じいちゃん。