HotWheels C.J.C 2014@横浜ホットロッドカスタムショーにご来場いただき、誠に有り難う御座いました。
今年はダウンヒルレースも新コースのランチャー(加速装置)付きで勝負の行方も過去のデーターは通用せず、運がかなりのウエイトを占める結果となり、大人も子供も大盛り上がりでした。
キッズカスタム体験では毎年感じるんですが、2次元のゲームに心奪われる中、子供たちがこんなにも夢中になってくれるんだなぁと。
この中から、未来の日本が誇るホットウィールグラフィックデザイナー、オレンジロッド君が生まれることを切に願います(笑))
当事務局が担当のカスタムコンテスト。
昨年よりエントリー数は減少のものの、回を数えること第4回目、レベルがハンパなかったです。
特にジオラマパッケージ部門は、今年10月カリフォルニアで開催された本国のHWコレクターズコンベンションのカスタムコンテストにも引けをとらない出来栄えでした。
ピープルズチョイスでは例年にない接戦でした。
今年はより多くのアワードをと思い、クールペイント、ディティール&デザインアワードを設けました。
それではアワード受賞者とその作品をご覧くださいませ。
その他のエントリー作品はこちらのカスタマイザー様のブログよりどうぞ。
アダルトクラス ピープルズチョイス1位 CHIKAHIRO.YAMANOUCHI
フリーハンドでのペイントは毎年レベルが上がる一方、どこまで行っちゃうんでしょうか?画像だけでもそのすごさがわかるほど!LIVEで目にすると圧巻そのもの。BAG 氏の作品はどれも凄過ぎてカスタムペイントばかりに目が奪われがちですがそれだけではありません。ボディーワークもピカイチ!!見えないところも手抜きなし!!アワードゲッター a.k.a B’style BAG氏が見事1位!
アダルトクラス ピープルズチョイス 2位 KEN SAKAI
今は亡き、ホットウィールカスタムのレジェンド、Chojiro D Crazy氏や現役日本人ホットウィールグラフィックデザイナー、ORANGE ROD氏ほか、レジェンド勢がみな、その独創的なデザイン、ペイント、テクニックの虜となる唯一無二のa.k.a PUKUKORO氏。
一番ホットウィールカスタムの本質を表現している作品といえる。
アダルトクラス ピープルズチョイス 3位 HIDEKI TOKITA
今までアワードをGETしていないのが不思議なくらい毎回、バラエティーにとんだカスタムを披露してくれるa.k.a HIDEJI氏。
そしてムーンピックも受賞!!
やっと世間がHIDEJI氏の凄さがわかったのか!!おせ~よ!!見事にダブルアワードゲット!!
とにかく、ホットウィールカスタムに関しては”新潟県人『改』”のレベルは高い!!
MOONEYES PICK アダルトは同じくMr.TOKITA氏がダブルアワードとなりました。
キッズクラス ピープルズチョイス 1位 RAN MAEKAWA
もう貫禄さえ感じられるランちゃん今年でレギュレーション上キッズクラス卒業となる、絶対女王は今年もディフェンディングチャンピオンの座を守りました!
変に大人びていない、毎回子供らしい発想と、大人に媚びていない作品が好感をもてます。
そして、ランちゃんも2作品エントリーでそれぞれムーンピックとで、ダブルアワードゲット!!
ピープルズチョイス バイククラス 1位 MASAHISA KIKUCHI
バイククラスはエントリー数は少なかったものの、それぞれ個性的な作品ばかりで選ぶのも困難ではなかったでしょうか?
そんな中、久々にホットウィールのキャストの使い方に技あり1本!勝ちしたMASAHISA氏。
ピープルズチョイス ジオラマ&パッケージ部門 1位 KATSUJI HASUNUMA
今回ジオラマクラスだけ過去最高エントリー数で、しかも、レベルの高さが際立った部門となりました。
そのため得票数も均衡していました。
今年、私もカリフォルニアのコレクターズコンベンションに参加したんですが、ジオラマクラスでいうとこの作品は完全にアメリカのコンテストにエントリーしていたかのよう。
どうしてもジオラマは作者のお国柄が出るんですが、いやはや、アメリカ人の作品といわれても疑わない空気感は横浜ホットロッドカスタムショーにばっちり!!
唯一、フィギアとHWのスケール感にご苦労されたのではないでしょうか?
クールペイント部門 1位 DAISUKE SAITO
今年から設立した部門クールペイント。
選考はピープルズチョイスではなく、実行委員会スタッフによる選出となります。
先ず、HELLS DEPTでリリースされたDrag H-VanですがHWを使用しての原型製作されたご本人の作品ということでレギュレーションはOKだということをご理解いただきたい。
スタッフの選考基準はやはり、テクニックはもちろん、それだけではなく、いかにホットウィールカスタムらしいかというところで、選出させていただきました。
ディティール&デザイン部門1位 TOMOYA KOBAYASHI
こちらも今年から設けた部門です。
選考方法は上に同じです。
こちらはスタッフ全員一致の選出となりました。
これほど違和感なくナチュラルなフィニッシュはオーバーフォーティー世代にはつぼです。
バンパーからホイル、そして最近のテクニックを駆使したペイントとは一線を画す、'70sなツートーンもどこか懐かしくそれでいて新鮮。
以上、今年のアワード者と作品でした。
本当にすばらしい作品ばかりでした!!
おまけは当方のエントリー作品。
昨年はジオラマクラス1位、今年はピープルズチョイス2位、しかも1位との得票数わずか1票。
当然、毎年、アワードは辞退させていただいていますがなぜ、わざわざ表彰式や、この場で報告するかというと、それは自慢でもなんでもなく、1位との作品のクオリティーを見ていただければ一目瞭然、。
実車並の巧みなカスタムペイントと、片や、おもちゃ感丸出しで、雲泥の差は、わかると思います。
ではなぜ、テクニックやスキル的に大差があるにもかかわらず投票数は僅差なのか?
それは、ホットウィールカスタムとはそういうものだからです。
会場である方がおっしゃってたんですが、『レベルが高すぎて、エントリーしたくても敷居が高いですね…』と。
確かにいわれてみれば、ジョージが主催していた、ホットウィールカスタムカーショーから日本のカスタムコンテストや、JBさん主催のWEBコン、モデルカーズ主催のコンテストを含めると、ゆうに10年は超えているのでレベルが上がるのも当たり前のことです。
しかし、テクニック重視のミニカーの改造コンテストではないからです。
プロレスだからです。
エンターティナーなコンテストなんです。
ガチな立ち技系の格闘技でなく、キャラクターがたって、ちゃんと相手の技を受けて、ロープに振られて、反則は5カウントまでOKだったり、というのが受け入れられる人だけがホットウィールカスタムを純粋に楽しめると思います。
しかし、格闘家がプロレスのリングに上がるとプロレス特有の見せる試合が成立しないし、プロレスファンには何か物足らないと感じます。
逆に八百長だの、エンタテーメントを理解できない人にはこの1票の差がまったく理解できず楽しくないと思います。
僕が初めて見たのはアメリカのコンベンションでのカスタムコンテスト。
今から18~9年前、当時日本人の作品は無く、アメリカでの受賞作品も、もちろん、テクニックやスキルやクオリティーが根底にありつつ、何よりセンスと表現力が重要なんだなぁと感じたことを覚えています。
まさにプロレスだったんです。
結局何がいいたいかというと、アワード狙いで参加するよりは、自分が作りたいものを作って参加し、それが評価されたときのほうが楽しいということです。
現に、ピープルズチョイス1位のBAGさんはこのレベルのカスタムを5台もエントリーしてくれました。
アワード狙いなら、票が割れることを示唆して縮小するでしょう。
しかし、毎年エントリー台数が増えている。コレはカスタムが楽しくて仕方ない表れとしかいいようがない。
今年は数人のカスタマイザーとブースを出展し、その中には自身のカスタムを魅せるだけのもの、はたまた販売するものが集う中、カスタムを気軽に楽しんでもらうために、カスタムスターターKITを販売していました。
こうして、輪を広げている方がいることがうれしく思います。
ホットウィールカスタムの魅力を、Crusin'誌や、カスタムカー誌で執筆してきましたが、LIVEには勝てません。
僕が4年前にカスタムコンテストの仕切りを任されたときから目指してきたのはアメリカのホットウィールカスタムコンテス。
自分が楽しんで作ったものをLIVEでお披露目する場、そして、交流の場としてのコンテストとお考えいただければ幸いです。
何もテクニック重視の派手なわかりやすいカスタムペイントや、精密ギミックを批判したりしているわけではなく、それだけではないということ。それもホットウィールカスタムだし、ただのリペイントヤ、ローダウンだけや、ウィールの交換だけでも十分アワードは取れる可能性があるということです。
レベルは勝手に自分が設定しているだけで、好きなものを作ればそれでいいんですよ、きっと。
今、アワードを採られた方もきっとそこからはじめたはずです。
だって、超絶カスタムが子供のぬり絵カスタムに完敗することなんてざらにありますよ(笑))
それぞれ自分の得意な部分を楽しめればそれがホットウィールカスタムです。
それが伝えたくて、主催者自らいつもエントリーしています。(このレベルでも通用するんですよって感じで)…
僕自身も皆さんと一緒です、楽しみたいんで(笑)))
当日の模様はモデルカーズでもご紹介いただけるみたいですので。
今年もエントリーおよび、ホットウィール・コレクターズ・ジャパン・コンベンション2014にご来場いただいたすべての皆様、皆様のおかげを持ちまして無事、終了出来たことに心より感謝申し上げます。
有り難う御座いました。
来年2月、HotWheels Jam Fesも迫ってまいりました。
詳細等随時この場で報告させていただきますので引き続きよろしくお願いいたします。