■「夜回り先生」 水谷 修 小学館文庫
これは通勤本としては適さないので、番外とした。
しかも本の紹介というよりも、人物の紹介になってしまうから。
水谷サンは過去さんざんテレビなどで報じられているので、いまさら取り上げるのはかなり色あせた感があることは重々承知の上で、心に楔を打ち込まれたことはやはり書いておこう。
今は元高校教師だが、教師時代から非行や薬物依存から抜け出せない少年少女を救ってきた。
二度とナワバリに入らないとの条件で、暴力団から足を洗わせた少年が約束を破ったことの落とし前をつけるために、指一本落とすことも厭わない。
荒んだ子供たちは大人の犠牲者という。
マスメディアは美談めいた話が好物で、ヒーローを作り出したがるものだが、これは本物だね。
政治信条を取りざたする輩もいるようだが、夜回り先生の行動が尊いことに変わりはない。
夜回り先生夜眠れない子供たち
http://www.youtube.com/watch?v=wiNKCPU6-NQ&NR=1