匿名でIPアドレス偽装する面白いブラウザ「Torpark」 | バンザイ!! デジタル新製品!!~デジモノたちに首ったけ~

匿名でIPアドレス偽装する面白いブラウザ「Torpark」


 IPアドレスを変えながらネットサーフィンできるブラウザ「Torpark」がリリースされました。このソフトウェアを開発したのは、「人権擁護活動家とコンピュータセキュリティの専門家で構成する国際団体Hacktivismo」ということで、知らない集団でしたが、名前だけ聞くと安心できそうな気がします。



さて、特徴として


・PCにソフトをインストールする必要なし
・任意のフォルダから起動できる
・USBフラッシュメモリドライブから直接起動できる
・マンガ喫茶やネットカフェからの閲覧に向く
・解凍前のサイズは9.3MB
・解凍後のサイズは、追加するプラグインによるが27MBから32MB
・日本語にも対応している
・「Firefox Portable」をベースに開発している
・ブラウザ終了後には、PCに職歴等が残らない


などが挙げられます。





実際ダウンロードして、起動を行い日本語化してみました。


Torpark01

ここ にアクセスして適当なミラーサイトからダウンロード。






Torpark02


私は一番上のサイト「EVIL'S shaer.com」(悪の共有ドットコム!?)よりダウンロードしました。
 
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、適当なフォルダに解凍します。解凍したフォルダ「Torpark 1.5.0.7」の中のTorparkをクリック。USB2.0フラッシュメモリーからの起動時間は、約3分。初回起動だから遅いということではなく、毎回ブラウザが立ち上がるまでの時間です。






Torpark04

起動したら、Bookmarksの中のAdd Languages to Torpark 1.5.0.7に行き、ja.xpiをクリック。ダウンロードマネージャーが立ち上がり終了したらインストールします。うまく行かない場合は、ここ からja.xpiを他のブラウザでダウンロードし、Torparkのアクティブウィンドウにドラックアンドドロップするとインストールが始まります。一旦ブラウザを終了して、再起動するとメニュー等が日本語化しています。(再起動まで3分掛かりますがw)





Torpark05


この写真のようにアクセス解析すると、ちゃんと偽装したIPアドレスでアクセスしています。Who is?するとドイツから閲覧していることになってました。このIPアドレスは約10分おきくらいに自動で変化します。



致命的なのは、ネットの閲覧速度でアクセス先のサーバーからタイムアウトすることもしばしば。体感速度で言うとISDNの3~4倍くらいで、通常、家や会社でネットサーフィンするだけなら匿名のメリットを感じませんでした。サポートサイト曰く、この速度は「匿名性の代償」なのだそうです。




ちなみに、このソフトの開発元の「Hacktivismo」は、国際的に大きな影響力を持つハッカー集団「CULT OF THE DEAD COW」(cDc)の支援を受けて運営しています。




直訳すると「死んだ牛のカルト」ですよっ!?!?



参照記事:CNET Japan
匿名でのサイト閲覧を可能にするブラウザ「Torpark」がリリース



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