第一夜 ヨーグルト事件。
今から8年ほど前の出来事、、、。
その日、余暇を楽しんでいたボクはゲームを終えたあと
激しい空腹感に襲われた。
気が付くともう夕方の六時、カミさんが帰って来る。
今日の夕飯当番はボクだ。
冷蔵庫を開ける。
3コパックのヨーグルトが目に入り、手に取る。
「賞味期限...、明日だ。これは、今食べろという神の啓示だw」
がっついて、あっという間に全部食べてしまう。
「ただいまー♪」
「おう、お帰り。ごめん、まだメシ作ってねぇ。」
「えー?じゃあ、いいや。あれ、ヨーグルト...。」
「ああ、賞味期限、明日だから、食っちゃったw」
「ちょっとぉぉ!!帰ったら食べようと思ってたのにぃ!!」
この後、食べ物の何とやらで、結局、コンビニに買いに行くことになった。
「うーん、せっかくだからアノ子のいるコンビニにしようっと♪」
近くのコンビニではなく、少し離れたところにカワイイ子がいるのだ。
チャリを飛ばす。コンビニに入る。
(よしッ!いたーーーw)
(おおっ!いきなりあの子の熱い視線を感じる!)
ヨーグルトとタバコを手に取りレジへ。
「袋にお入れになりますか?」
な、なんという笑顔...。
「あっ、はい!」
(満面の笑みだ!!もしかしてオレ、そのうち告られる!?)
辺りは薄暗くなっていたが、それとは裏腹に
ボクのテンションは一気に上がり、勢いよくチャリで駆け出す。
ふと、視線を下にやると、チャックが開いている...。
しかも、チャックの周りに
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「さっき、こぼしたと見られるヨーグルト」
が少し乾いている...........。
乾いてる...............。
...................。
ぎゃあああああああああっっっーーーーーー!!!!!!