東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部記者さんがツイッターに
いらしてます。
ツイッターはこちらです☆
佐藤 圭@tokyo_satokei
佐藤 圭@tokyo_satokei
富山地区広域圏事務組合が震災がれきの焼却灰を
運び込んだ山本最終処分場の近くには、白鳥の越冬飛来地
として有名な田尻池がある。
エサ時には数百羽が集まるそうだが、私が訪ねた時には
三羽ほどしかいなかった。
こちら
明日(2月28日付)の東京新聞・北陸中日新聞こちら
特報部で、富山地区広域圏事務組合が、震災がれき
受け入れに反対するお母さんらを刑事告訴した問題
について書きます。
いつもながらHP(http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/ )
は前文のみ(すいません。
良い方だなと、記事の内容をツイートしてくださいました。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題①】
富山市など5市町村でつくる富山地区広域圏事務組合は
2月7日付で、震災がれきの試験焼却の際、
処分場への灰搬入を妨害したとして富山市民ら十数人を
威力業務妨害の疑いで県警に告訴した。
組合理事長は森雅志富山市長である。
富山の震災がれきをめぐる告訴問題②】
事務組合は告訴した市民らの名前や性別を明らかに
していないが、地元の母親らが対象になっている
ものとみられる。広域処理をめぐっては、大阪で反対派住民
が次々と逮捕される事態に発展したが、富山のように
行政が市民を告訴するのは異例だ。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題③】
問題の試験焼却は昨年12月16~18日に実施された。
18日午前9時ごろ、灰を積んだトラック二台が処分場付近
に到着。地元の母親など十数人が道をふさぎ、
「事前に説明会をするのが筋だ」と抗議した。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題④】
富山市の要請で駆けつけた警察官が「道路交通違反に
なるので道をあけてほしい」と注意。
最終的に「威力業務妨害になる」と警告され、中山さんら
は歩道に退去。トラックは18日午後7時ごろ、処分場に入った。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑤】
事務組合側は、告訴について「刑事訴訟法によれば、
公務員は犯罪があると思量するときは告発をしなければならない
。理事長の決裁を経て告発した」と説明する。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑥】
試験焼却から2カ月後の告訴は、市民にとっては寝耳に水。
母親たちは「あまりの暴挙に驚きと怒りを禁じ得ない。
絶対に許せない。私たちは納得のいく説明を求めているだけだ。
普通のお母さんを告訴してまで震災がれきを受け入れるのは
なぜなのか」と憤る。。
富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑦】
母親たちと一緒に灰の搬入を阻止しようとした田尻繁県議は
「何かを壊したわけでもないし、けが人も出ていない。
組合に実害はなかった。反対住民への脅しが狙いだ」とみる
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑧】
加藤健次弁護士は「現場にいた警察官は住民の行為は
犯罪にならないと判断していた。
それを行政が後に告訴するのはおかしい」
行政側が刑訴法を持ち出していることには
「税関による麻薬の密輸などを想定した条文の乱用。
行政が住民運動を訴える根拠にならない」
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑨】
<国や企業が敵対する住民や個人を相手に、
高額の損害賠償請求など法的手段に訴える手法を
「スラップ(恫喝)」と呼ぶ。
原反対活動を萎縮、分断させるのが狙いである
富山の告訴もスラップ的だ。
<富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑩】
スラップに詳しいジャーナリストの烏賀陽弘道氏は、
富山の告訴について「スラップよりひどい。
本来なら住民の権利を守るべき公務員が正反対のこと
をしている」。新藤宗幸千葉大名誉教授は
「話し合いもしないうちに法的手段に訴えるのは過剰反応」
と指摘する
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑪】
以上が本日(2月28日付)の東京新聞こちら特報部に
掲載した記事の概略。
当初は、第2サイド記事で富山の件のみを扱うつもりでした。
が、部内から「基地と原発のスラップ訴訟との合わせ技でどうか」
との提案があり、今日の記事なった次第。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑫】
「スラップ」を切り口にしたことで、富山の告訴の
トンデモぶりが鮮明になったと思います。
富山の震災がれき反対運動は、沖縄の基地闘争、
上関原発の反対運動と並ぶ「大問題」という位置づけにもなった
富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑬】
富山県警は、富山市で2010年に起きた会社役員夫婦殺害事件で、
現職の県警警部補が逮捕されるという大失態を演じたばかり。
県民の信頼は失墜している。
その県警が、行政の尻馬に乗って「普通の母親」を
逮捕すればどうなるか。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑭】
広域処理の失敗が明らかになっているにもかかわらず、
富山市は今から受け入れようというんですからね
何が何でも本焼却の実績がほしいのでしょう。
「本当の狙いは別にある」と勘ぐられても仕方がないよなあ
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑮】
今回の刑事告訴に反対する集会が3月3日、
富山市内で開催されるそうです
(http://blog.goo.ne.jp/toyamama )。
ぜひ成功させてほしいですね
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑯】
最後に個人的な話。私は駆け出し時代、能登半島に4年間勤務した。
富山のお母さんの方言は能登弁とよく似ている。
「はがいしい」とは「悔しい」の意。お母さんの思いを
伝えるフレーズでしたが、行数の関係で使えなかった。
ちょっと後悔=この項おわり
いらしてます。
ツイッターはこちらです☆
佐藤 圭
佐藤 圭@tokyo_satokei
富山地区広域圏事務組合が震災がれきの焼却灰を
運び込んだ山本最終処分場の近くには、白鳥の越冬飛来地
として有名な田尻池がある。
エサ時には数百羽が集まるそうだが、私が訪ねた時には
三羽ほどしかいなかった。
こちら
明日(2月28日付)の東京新聞・北陸中日新聞こちら
特報部で、富山地区広域圏事務組合が、震災がれき
受け入れに反対するお母さんらを刑事告訴した問題
について書きます。
いつもながらHP(http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/ )
は前文のみ(すいません。
良い方だなと、記事の内容をツイートしてくださいました。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題①】
富山市など5市町村でつくる富山地区広域圏事務組合は
2月7日付で、震災がれきの試験焼却の際、
処分場への灰搬入を妨害したとして富山市民ら十数人を
威力業務妨害の疑いで県警に告訴した。
組合理事長は森雅志富山市長である。
富山の震災がれきをめぐる告訴問題②】
事務組合は告訴した市民らの名前や性別を明らかに
していないが、地元の母親らが対象になっている
ものとみられる。広域処理をめぐっては、大阪で反対派住民
が次々と逮捕される事態に発展したが、富山のように
行政が市民を告訴するのは異例だ。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題③】
問題の試験焼却は昨年12月16~18日に実施された。
18日午前9時ごろ、灰を積んだトラック二台が処分場付近
に到着。地元の母親など十数人が道をふさぎ、
「事前に説明会をするのが筋だ」と抗議した。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題④】
富山市の要請で駆けつけた警察官が「道路交通違反に
なるので道をあけてほしい」と注意。
最終的に「威力業務妨害になる」と警告され、中山さんら
は歩道に退去。トラックは18日午後7時ごろ、処分場に入った。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑤】
事務組合側は、告訴について「刑事訴訟法によれば、
公務員は犯罪があると思量するときは告発をしなければならない
。理事長の決裁を経て告発した」と説明する。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑥】
試験焼却から2カ月後の告訴は、市民にとっては寝耳に水。
母親たちは「あまりの暴挙に驚きと怒りを禁じ得ない。
絶対に許せない。私たちは納得のいく説明を求めているだけだ。
普通のお母さんを告訴してまで震災がれきを受け入れるのは
なぜなのか」と憤る。。
富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑦】
母親たちと一緒に灰の搬入を阻止しようとした田尻繁県議は
「何かを壊したわけでもないし、けが人も出ていない。
組合に実害はなかった。反対住民への脅しが狙いだ」とみる
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑧】
加藤健次弁護士は「現場にいた警察官は住民の行為は
犯罪にならないと判断していた。
それを行政が後に告訴するのはおかしい」
行政側が刑訴法を持ち出していることには
「税関による麻薬の密輸などを想定した条文の乱用。
行政が住民運動を訴える根拠にならない」
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑨】
<国や企業が敵対する住民や個人を相手に、
高額の損害賠償請求など法的手段に訴える手法を
「スラップ(恫喝)」と呼ぶ。
原反対活動を萎縮、分断させるのが狙いである
富山の告訴もスラップ的だ。
<富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑩】
スラップに詳しいジャーナリストの烏賀陽弘道氏は、
富山の告訴について「スラップよりひどい。
本来なら住民の権利を守るべき公務員が正反対のこと
をしている」。新藤宗幸千葉大名誉教授は
「話し合いもしないうちに法的手段に訴えるのは過剰反応」
と指摘する
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑪】
以上が本日(2月28日付)の東京新聞こちら特報部に
掲載した記事の概略。
当初は、第2サイド記事で富山の件のみを扱うつもりでした。
が、部内から「基地と原発のスラップ訴訟との合わせ技でどうか」
との提案があり、今日の記事なった次第。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑫】
「スラップ」を切り口にしたことで、富山の告訴の
トンデモぶりが鮮明になったと思います。
富山の震災がれき反対運動は、沖縄の基地闘争、
上関原発の反対運動と並ぶ「大問題」という位置づけにもなった
富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑬】
富山県警は、富山市で2010年に起きた会社役員夫婦殺害事件で、
現職の県警警部補が逮捕されるという大失態を演じたばかり。
県民の信頼は失墜している。
その県警が、行政の尻馬に乗って「普通の母親」を
逮捕すればどうなるか。
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑭】
広域処理の失敗が明らかになっているにもかかわらず、
富山市は今から受け入れようというんですからね
何が何でも本焼却の実績がほしいのでしょう。
「本当の狙いは別にある」と勘ぐられても仕方がないよなあ
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑮】
今回の刑事告訴に反対する集会が3月3日、
富山市内で開催されるそうです
(http://blog.goo.ne.jp/toyamama )。
ぜひ成功させてほしいですね
【富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑯】
最後に個人的な話。私は駆け出し時代、能登半島に4年間勤務した。
富山のお母さんの方言は能登弁とよく似ている。
「はがいしい」とは「悔しい」の意。お母さんの思いを
伝えるフレーズでしたが、行数の関係で使えなかった。
ちょっと後悔=この項おわり