毎日楽屋でお香の香りに包まれています。
これはマッチ棒の形をしたお香。
マッチに火を灯すように使います。
その火が軸となるお香に燃え移るという仕組み。
ですが私はマッチに火を灯すのが上手ではないようでなかなかうまくいかず、ライターを使うこともしばしば。
すみません。
特性を活かすことができなくて。
10 minutes aromaという名のごとく、少しの間、香ります。
そのささやかな感じが気に入っています。
舞台に上がればたくさんのライトを浴び、
そして終演後は静かに家へと帰る。
その落差が激しく、時々あれは夢だったのかしらなんて思うこともあります。
お芝居って儚いものですね。
「意味なんてわからないわ。でもそこがいいの!」
今回のセリフの一部です。
さあ今日も束の間の夢を見に行きましょう。