勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー
―サブプライムに負けない金融リテラシー
日本経済新聞出版社
発売日:2009-04-14


内容(「BOOK」データベースより)
「金融」というと、なぜか、日本の中では鬼っ子のような存在です。しかし、金融は本当にそんなにわかりにくく、ずるくて私たちの生活に縁遠いものなのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。金融は私たちの経済の食べ物のようなものだからです。この本では、「金融」をさまざまな角度から見直し、考えるため、まるでレストランのメニューのように、金融授業のフルコースを用意してみました。漠然といろいろなところから断片的に得てきた知識を、ある程度体系だって理解をしながら、読み終わったときに、「ああ、金融ってそういうことだったのか」と、ぽん、と膝を叩いてもらえるような構成をめざしました。金融を通じて社会に参加することで、わくわくと楽しく、社会との関わりを持ちながら、金融の楽しさを味わっていただきたいと思います。

【目次】
1時間目 世の中の大きな動きの中で金融をとらえる
◆竹中平蔵先生から学ぶこと――投資の役割と経済のダイナミズム
経済破綻は金融のせいだ、など、すっかり悪者になっている「金融」ですが、本当に金融は悪者でしょうか? 「金融」が果たしている社会での役割を、「リスク」ということばをキーワードにして、もういちど俯瞰してみましょう。
2時間目 投資信託を使って資産運用の「仕組み」をつくる
◆竹川美奈子先生から学ぶこと――投資信託の実践的な使い方
いつも仕事や家事で時間がない私たちは、そんな時間がない中でも、投資をどうやって続けていけばいいのでしょうか? ひとつの答えは、プロに運用をまかせる投資信託を利用することです。投資信託を使って積立型の分散投資を行い、手間暇をかけずに、でも、うまくリスクを管理する方法について実践的に学んでいきましょう。
3時間目 金融危機に打ち勝つ株式投資術
◆太田忠先生から学ぶこと――個人投資家が株式に投資をするときの心得
個人投資家は、短期的な株価の上げ下げに一喜一憂せず、時間と投資対象を分散してリスクを低減すれば金融危機のショックを最小限にくい止められます。個人投資家ならではの強みを活かしながら株式投資にどう取り組むか。ベテランファンドマネジャーにコツと極意を聞いてみましょう。
4時間目 金融から未来を変える
◆河口真理子先生から学ぶこと――社会的責任を果たす投資とは
金融には、投票に負けないくらい、私たちの社会を変える力があります。環境問題や人権問題などにきちんと責任を果たしている企業にお金を回すことが、長期的には私たち自身にとっても役立ち、社会を良くする大きな力になることを学びましょう。
ホームルーム 読者からの三つの質問と、勝間からのメッセージ
◆勝間からのメッセージ――金融があなたと社会の未来を変える
金融危機は私たちの経済全体にとっても、個人資産形成にとっても、厳しい試練ですが、資産形成のあり方や金融の役割について原点から問い直すチャンスでもあります。金融で自分と社会の未来を変えるため、あなたも一歩踏み出してみませんか。



この書籍は、日経NETで「勝間和代の金融で未来を変えよう」での対談がもとになっています。対談の動画がご覧になれますよ。⇒こちら